シンプルでおしゃれな部屋づくり まずはこの一歩から
シンプルでおしゃれな部屋づくり、憧れますよね。雑誌に出てくるような部屋づくりまではいかないものの、もう少しおしゃれにまとめられないもんかなぁ、なんて悩む方も少なくないはず。
おしゃれな部屋にするためには、一体どうすればいいのか、まずはその基本となるところを知ることでこれからのインテリアにも、DIYにも活かせるはず。
ということで、今回はこちらの動画をご紹介します。
げげさんの【シンプルでオシャレなインテリア】のルール★3つ守るだけでOK
『一級建築士事務所げげ』の代表でいらっしゃるげげさんによる動画です。
そのげげさんがもつ「おしゃれなインテリア」の定義は「端正でシンプルであること」だそうです。
げげさんがおしゃれなインテリアを整えるにあたって、最低限、気をつけることがあって、それは、
・関連付けをする
・長方形を意識する
・設備を消す
という3つルールとのこと。
今回は、このげげさんの3つのルールをDIYに絡めつつご紹介していきたいと思います。
シンプルでおしゃれな部屋づくり「関連付けをする」
インテリアというと、要素が多いもの。
天井、床、壁、照明器具、雑貨、窓から見える景色、などなど、
げげさんは、こうしたものたちを色や素材を「関連付けする(=リンクする)」ことを意識しているのだそうです。
サンプルとして、実際のインテリア画像を紹介しながら解説されていますので動画をご覧になりながらどうぞ。
◆床と扉と家具の色などを関連付けしてまとめる
◆コンクリート打ちっぱなしの壁を床と天井を木質感で関連付けして挟み込む
◆カラフルなインテリアの部屋でキッチンと照明器具の色をリンクさせる
◆壁面、照明、テレビなどを黒でリンク、さらに壁、床、ソファ、はグレーで関連付け、さらに壁面の木の質感とストーブの薪までもインテリア要素として関連付け
◆白とウッド系のナチュラルな関連付けでグリーンが映える空間づくり
これらに共通するのは、どれも「色が少ない」というところ。
色や素材を関連付をすることの意味は
・色数を減らす
・空間に広がりをもたらす
というふたつあるのだそうです。
【関連付けで色数を減らすことによる効果】
色が少ない方が乱れた印象がなく、すっきりする。3色まででまとめるとすっきりする。
【関連付けで空間に広がりをもたらす効果】
浮いた存在がなく、視線が一点に集中せず、空間全体に広がりを感じる。
例として出てくるインテリア、まさに色がシンプルで、関連付けされていて、とてもすっきりまとまっていて素敵、参考になります。
部屋のインテリアに統一感がないなぁ、と思ったら、色の数を数えてみるといいですね。色は3つまでで関連付けをする。
DIYで家具を作る時、塗装をするときなど、こうした関連付けを意識するだけでも、さらに素敵な仕上がりになりますね。
関連付けで自分好みの空間を作り出す。これを知っていれば、DIYでも夢が広がりますね~。
シンプルでおしゃれな部屋づくり「長方形を意識する」
つづいて形やデザインに関する部分。
長方形でも正方形でも、きれいな四角形を目指しましょう、とのことです。
この形については、げげさんが絵を書いて解説されています。この絵がうまい、さすがです。
四角が美しく収まっていると、全体がすっきりして美しく見える、というの、すごくわかりやすいのでぜひ動画でご覧くださいませ。
たしかに、高さの違う棚なんかが並べておいてあると雑然とした感じに見えますよね。
げげさんは、インテリアを考えるうえで、中途半端なL型や凸凹感が出ないように気をつけているそうです。あひるの家は、あの家具もこの家具も凸凹してるな。だから雑然と見えるのか。
これは3次元的、立体的な考え方なので、一般の方には少し難しいかも、とのこと。3Dで意識すると、差別化できるわけですね。そういえば、あひるの所属するK組の師匠は3Dで家具を考えて、それを販売してます。
シンプルでおしゃれな部屋づくり「設備を消す」
設備というのは、コンセント、換気扇、エアコンなど。
こうした機械的なものが入ることでせっかくのおしゃれなインテリアが崩れてしまう、ということです。
うん、これよくわかりますよね。
DIYだと、例えばウッドウォールにしたのに、コンセントだけ以前のまま、なんていうとせっかくのおしゃれな壁面も台無しになっちゃったり。
コンセントカバーは最近はおしゃれなものも入手しやすいので、こういったところを意識するだけでもオシャレ度はアップできますね。
あとは、DIYだからこそできる「隠す」「目立たなくさせる」といった工夫。これは積極的にトライしていきたいところ。
飽きないインテリアを作るためには引き算が大切
飽きのこないインテリアを考えるなら、引き算して考えるべき。という考え方を最後に解説されています。これは家づくりを考えている方向けのメッセージなのですが、DIYするうえでも知っておいて損のない考え方です。
家の建築を考える場合、ついついあれもこれもと足し算したくなるもの。わかるわかる、どうせローン組むんだし、あれもこれも、ちょっとくらい、、、みたいなね。
そんな時こそ引き算を、とのことです。
例えば、壁紙をネイビーにしたら、その後に購入するベッドカバーの色なんかもネイビーを基準に考えていくことになるよね、って。なるほど、自由に選択したつもりが、後々選択肢を狭めることにもなりうる、ということですね。白でいいなじゃないか、みたいな引き算です。
好みは変わるものなので、余白を残してシンプルに考えておいたほうが、生活しながら少しずつ足し算していける。コスト面でも足し算してればいくらでも加算されますからね、圧倒的に引き算したほうがいいわけだし。
げげさん、おしゃれなインテリアの3つのルールに、引き算での考え方について、とても参考になります。ありがとうございますm(_ _)m
おしゃれなインテリア空間を作るのってほんとに難しいけど、どうしたらいいのか、という最初の一歩として、このげげさんの3つのポイントを意識しておくときれいにまとまった部屋づくりができそうですよね。
DIYで家具など作るときも、
・色や素材の関連付け
・長方形を意識
・設備を消す
といったことを意識しながら作ることで、よりおしゃれに仕上げられるのではないでしょうか。
DIYでは、木材を使うことが多いですが、塗装やパーツなどで関連付けしていくといいですね。
木目をしっかり出して関連付けしたり、アイアン調のパーツや塗装で関連付けしたり。
そうやって考えていくと、DIYの世界もまた広がって、楽しいことになっていきそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?