見出し画像

【短歌&小さな物語】「交際中」

クーラーの
君とお別れ
したけれど
氷の君は
まだ切れないの

「交際中」#今日の短歌(九)

北極のシロクマに対する申し訳なさから、クーラーの君とは涙を呑んで別れることにした。その顛末はこちらに記してある。↓↓

こういうのを、断腸の思いと言うのか。

だって、台湾はまだまだ暑いのである。

ああ、別れを決めたのは早計だったかしら……。

でもサヨナラして早々、またよりを戻そうだなんて、いくらなんでも甘えがすぎるのでは?

仕方ない。こっそりと携帯に手を伸ばす。

ーーねえ、今日空いてる?

ああ、悪いことだとわかってるのに、わたしったら……

二十分後、「氷の君」が颯爽とバイク(ウーバーイーツの)で到着。

ーーごめんなさい、あなたに会いたくて我慢できなかったの。


※※※※※

ジャーン!!

いつも頼むものは同じなので、「デリバリーで台湾かき氷!」の写真を再掲しました。

――というわけで、「氷の君」とは絶賛交際中です。

その冷たくも甘い誘惑にメロメロのわたしでした……。

以前、台湾かき氷について書いたフードエッセイはこちら。↓↓


追記:
それにしても暑いので予報を見たら、今日の台北、最高気温33℃って……

普通に真夏日じゃん!!

(正直に告白します。結局、恥を忍んで白い箱のリモコンをポチッ……。今日だけ、今日だけ許して!シロクマ……)


前の一首:「台湾の河津桜」 / 次の一首:「甘噛み」

この記事が参加している募集

今日の短歌