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Communitas Musicum Amorus

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音楽を通じて知遇を得た方々の記事をコレクションしてみました。どうぞお楽しみあれ。
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2024年8月の記事一覧

「オケバトル!」 58. 女神は三銃士のために

58.女神は三銃士のために  撮影クルーはどうした?  これはかなり絵になりそうな、実に危う…

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ドヴォルザークのピアノ五重奏曲:民族色と豊かな楽想の融合

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地中海の夢:チャイコフスキーが憧れたイタリア幻想

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宇和島の奇跡:ハイドシェックの「テンペスト」

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「オケバトル!」 57. 美女とナッツに、ご用心

57.美女とナッツに、ご用心 〈ファランドール〉の方向性は見えてきた。舞台リハーサルまで、…

「オケバトル!」 56. 抑えてこその魔法の瞬間

56.抑えてこその魔法の瞬間  しばしの沈黙の後、有出絃人は最低限の注意点から、とりあえず片付けていくことにした。 「『ビゼーのB』、速くなりすぎないで。むしろ落ち着いて、ゆっくり気味に。ピアノ三つですよ! 弦は八小節間はずっとアップで、そっといきましょう。タンブーランに至ってはピアノ四つなのだから、最初のうちは極力抑えて。その上で正確にクレッシェンドしていって、『マスネM』の大合奏でフォルテ三つになってからは、タンブーラン、アクセントなしですよ。ただひたすら無心で叩くだ

モーツァルトの輝く宝石:ピアノ協奏曲第13番 K415の魅力と名演奏

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幻のピアニスト、マリア・グリンベルク:ロシアの音楽遺産を紡ぐ

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ジュゼッペ・シノーポリの「タンホイザー」:心理的深層への旅

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「オケバトル!」 55. 当然「指揮」でしょ

55.当然「指揮」でしょ 「指揮とコンマス、どちらになさいますか?」  A棟の自室をさっさ…

79年目の「終戦の日」に

 人という存在は常に顧慮自省と点検を求められる。それらを欠く未来というのはあり得ない。斯…

「オケバトル!」 54. スパイは壁に背を向ける

54.スパイは壁に背を向ける 「もしかしたら有出絃人その人こそが秘密工作員で、番組側の回し者なのかも」  落ち着いた趣の和食処にて簡単に早めの夕食をと、大盛りの丼物を中心に、負けた上に主力メンバーを奪われた腹いせのやけ食いをしていたAチーム金管テーブルの席で、斥候役のホルン青年の口からぽつりとなされた爆弾発言。一同が一斉に箸の手を止め、疑惑の目線を交わし合う。 「あえて公に紹介されたトロンボーンのスパイ、あれは我々の目を欺くための単なるおとりで、有出氏は二重スパイだか