図書館の本
グルテンフリーの話じゃない話も書くよ。
おととい図書館から電話がかかってきた。
「予約された本のご用意ができましたので…」
とのこと。
本の予約なんてした覚えが、さっぱりなかった。
でも取りに来てくださいというので、仕方ないから図書館に行ってみた。
「こちら1冊ですねー」
こちらと言われても、全然見覚えのない本だった。
表紙も、タイトルも重々しい感じで、楽しいテレビと楽しい映画と、楽しい本しか見ない聞かない読まない私が読みたくなるような感じが全然しなかった。
お姉さんが手際よく貸し出しの手続きをしてくれて、ビニール越しに本を渡してくれた。
どうも予約をしたのは去年らしかった。
でも、全然覚えてないし、その本の著者も知ってはいたけど特に好きな作家でもなかった。
一体この本は、何なんだ?
持って帰ってきて読み始めた。
最初に事件が起こったのでミステリーぽいのだろう。
刑事も出てきた。
ミステリーに違いない。
途中、我が町松戸と、我が故郷東京東部を軽くいじる記述があったのでもやっとした。
本は厚い。
果たしてこの本はこのあと面白くなるのだろうか。
これだけ読んで、つまらなかった!ということになったら時間の無駄な気がする。
だって、読みたくて読みはじめたわけじゃないから…
そうだ、この本の評価を見てみようと思い立ち、ネタバレ上等ということでみんなの評価を見てみた。
すると、
“ミステリーの最高峰”
“犯罪小説の傑作”
“一気に読んだ”
と書いてある。
…だから仕方ないから読むことにした。
でも本当に私がこの本予約したんだろうか。
そっちのほうがミステリーなんだけど。
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