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絵師インタビュー・ふーみ

「原型師」にもっと光を。
その声の下に立ち上がったプロジェクト、 MINAMOTO


今回は「MINAMOTO×絵師100人展」で原型師とコラボをした絵師、すなわちイラストレーターたちにインタビュー。


今回インタビューに回答してくれたのは「ふーみ」様。

ふーみ 様@fuumiisc
人物の心理描写や物語描写にこだわりのある、気鋭のイラストレーター
ゲーム・ライトノベルの挿絵等、多数のキャラクターデザイン・イラストを手がける
2019年に初画集『Imagination』刊行

――イラストレーターになろうと思ったきっかけや、楽しさ、やりがいを感じる瞬間について教えてください

小さい頃から絵を描くのが好きでした。書店でライトノベルに出会ったとき、表紙のイラストがすごく好きで、こういうお仕事ができれば良いなと憧れたのがきっかけでした。
作品を投稿したり、展示会や、商業のお仕事が発表されたりした際などに、自分のイラストを皆さまに見ていただくときがとても励みになります! 

また、キャラクターデザインを担当させていただいたものが、ゲームやアニメになった際はとても感動しました! お仕事を下さる皆様、イラストを見てくださる皆様へ、感謝してもしきれません。


ふーみ様がオリジナル制のターンを担当した【旅人の少女/Journey】

――ご自身の制作におけるアピールポイントやこだわり・特徴を教えてください

誰かの心を動かすようなイラストにしたいと常に考えています。
絵の中の人物のふとしたシーンを描くことが好きなので、その人物の感情、人物像などを、できるだけ作り込むことを心がけています。イラストを見てくださる人に、自分の表現したいことがなるべくダイレクトに伝わるように絵作りをしています。

私は常々「良い絵」を描きたいと思っていて、その基準は何かと問われると言語化に非常に困ってしまうのですが、この絵、良いよね、と誰かに言ってもらえるような絵を目指したいです。


ふーみ様が共作のターンを担当した【Loom】

――今回共作のターンを担当した【Loom】についての紹介、見どころ、悩んだ部分、苦労した点などを教えてください

今回は、いつも自分が絵を描くときに広げていく思考と全く違うコンセプトの立体作品からイラストを起こすので、どういった観点からもとの立体作品と向き合ったら良いのかとても悩みました。そして今回の企画では、色が付く前の立体作品からイラストを構想する必要があり、どんな色がふさわしいのかでも悩みました。

悩みながらも、製作途中の立体作品からイラストを起こすという初めての試みは、大変勉強になりましたし、とても楽しかったです。なぜこの立体作品からこの絵になったのかという思考の課程も楽しんでもらえたらと思います。

――フィギュアという立体物をイラストに落とし込む上で、面白かったことや難しかったことなどを教えてください

立体作品ならではの、空間の美しさや荘厳さを、イラストでそのまま表現することが果たして正解なのか、イラストにしたときにもっと魅力的にするにはどうしたら良いのかと考えることが楽しかったです。

フィギュアならではの魅力、イラストならではの魅力の違いに触れることは、三次元と二次元を行ったり来たりしながら構想を練っていくようで面白かったです。



以上、ふーみ様のインタビューをお届けしました。

「絵師100人展×MINAMOTO」コラボ作品の展示は2022年8月19日(金)~21日(日)に東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店7Fで展示予定。期間限定の展示となるので、お見逃しなく!


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