そのうち出そうなVTuberのゲームの話

前置き/バーチャルYouTuberとスマホゲーム

2019年4月26日(金)、株式会社Yostarが運営するスマホアプリ『アズールレーン』において、バーチャルYouTuber『キズナアイ』さんとのコラボレーションイベントが開始されました。

アズールレーンと言えば、国内スマホアプリセールスランキングにおいては最上位に名を連ね、昨今は広告やCM等で目にする機会も少なくない超人気タイトルの1本です。

そしてキズナアイさん。言わずと知れた登録者数国内No.1の超人気バーチャルYouTuberで、昨今のVTuberブームが訪れる以前より活動をされていたことでも知られる、先駆者であり覇者でもある御方です。

両者のコラボレーションは、ただキズナアイさんがゲームを実況する……だけではありませんでした。実際のゲーム内にキズナアイさんが登場し(しかも複数の衣装で、それぞれ別のユニットとして)、入手すれば恒常的に使用可能という豪華なコラボ企画となっております。
※キズナアイさんが、ゲーム内に登場し恒常的に使用できるスマホゲームは他にも『ドールズオーダー』などがありますね、課金しましたよ。


バーチャルYouTuber(VTuber)がスマホアプリ運営会社から依頼を受け、いわゆる『企業案件』として実況を行うインフルエンサーマーケティングとしての活動は、今や珍しくありません。

VTuberはその特徴として、視聴者層(≒認知者層とします)が主に10代~20代男性に偏っていることが知られていますが、そのおかげかリアルなYouTuberを起用するよりも数字が伸びた、なんてケースもあるそうで、インフルエンサーとしての起用はこれからも加速していくことでしょう。セミナー等で聞いた話ですが。

しかし、先ほど述べたアズールレーン×キズナアイコラボのような大規模なコラボ企画はまだ少なく、ですが良い結果をもたらすことが往々にしてあるようです。主にVTuberをIPとして用いた事例から、一部をご紹介します。


KLab株式会社から先月リリースされた『禍つヴァールハイト』は、その発表当初より人気バーチャルYouTuberの『電脳少女シロ』さんらとのコラボレーションを行っており、ゲーム公式生放送ではシロさんが度々ゲストとして登場、今後はゲーム内でもコラボイベントが予定されています。結果、同タイトルはセルラン初登場時から2ケタ台の順位を保ち続け、人気タイトルの1本として認知が広がりつつあります。


スマホ向けアプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!』や、STG『怒首領蜂』シリーズでその名が知られる株式会社ケイブは、2019年4月の第3四半期決算において、2月に開催した人気バ美肉VTuber『魔王マグロナ』さんとのコラボレーションイベントMAU(月内アクティブユーザー数)の上昇に寄与したと発表しております。


このように、今やバーチャルYouTuberはゲーム業界(特にスマホアプリ)においてもその存在を無視できないものとなっており、今後VTuberがゲームに登場する機会が増えていくことでしょう。増えてほしいな。


本題/バーチャルYouTuberのスマホゲーム

これらの事象をもとに、私は近い将来VTuberを題材としたスマホゲームタイトルがリリースされるのでは、と踏んでおりました。コラボではなく、最初にまずVTuberありきのゲームです。ジャンル:VTuber○○○みたいなタイトルです。

しかし、VTuberブームが勃発した2017年12月より早1年半以上、未だにその兆しはありません。VTuber公認アダルトビデオやVTuber公認ジョークグッズの方が早いとは流石に思っておりませんでした。

なので、かなりざっくりですが自分で考えてみました。

「いやお前ただのVTuberだろしかもゲーム系じゃないし」と思われるかと思います。私もそう思います。まぁこの手の企画の経験がないわけではないとだけ言っておきます。必要なら身分をこっそり明かします。

企画書を作ろうかと思いましたが、時間があんまり無かったのでとりあえずここにメモのような形で載せておきます。煮るなり焼くなりパクるなり好きにしていただいて構いません、私の目的はこのアイデアが実現することであり、それをするのは私でなくても良いと思ってますゆえ。

以下、『バーチャルYouTuberを題材としたゲーム』のアイデアメモです。
マネタイズ周りはだいぶアレです。

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【コンセプト】
自分の推しVTuberをプロデュース!

【ジャンル】
育成シミュレーション
 ┗アイドルマスターシリーズのような。

【概要】
プレイヤーは「バーチャルYouTuberグループ」の運営責任者(プロデューサー)になり、所属VTuberをプロデュース・マネジメントしていく。
 ┗ほぼアイマス。

【特徴】
①「育成・交流・配信」の3軸で構成。育成と交流でパラメーターを上げ、配信で成果(登録者数アップ→収益)があがる。成果をもとに育成・交流・配信がランクアップしていく。育成→交流→配信の流れは1セットで、これを繰り返していくのがメインの遊び。

②成果を全ユーザーで比較し一定周期でランキング化。一定以上のランクのユーザーには限定ボイスを配布し、最上位ランクユーザーは所属VTuberから直接メッセージがプレゼントされる。

所属VTuberはゲームのリリースと同時に実際にVTuberデビュー、ユーザーは「推しを自分の手でプロデュース」することに。VTuber側もゲームとリンクしたロールプレイをしてもらう。ゲームと実際の配信が密接に繋がるように、ゲーム内イベントに即した内容の配信を行ってもらう。
 ┗例:ゲーム内でAさんとBさんのコラボ配信イベントがあれば、実際にそのコラボ配信イベントを行うなど。

【基本仕様】
・育成パートでは、プレイヤーは特定のコマンド(企画立案、案件交渉、配信補助)を実行し、所属VTuberの活動をサポートする。結果に応じて所属VTuberのパラメーター(トーク力など)が上がる。
 ┗アイマスで言うレッスンパート。

・交流パートでは、プロデューサー視点での所属VTuberの日常や、所属VTuber同士の「視聴者には普段見せないやり取り」を体験できる。選択に応じて配信パートにも影響がある。
 ┗アイマスで言うコミュパート。

・配信パートでは、育成したパラメーターや交流パートでの選択をもとに、所属VTuberが配信を行い、これまでの結果に応じて成果(登録者数アップ=収益アップ、投げ銭など)が得られる。
 ┗アイマスで言うオーディションパート。

・ガチャでは、所属VTuber別に衣装やアイテムが入手できる。衣装を使えば外見の着せかえが出来、またレア度の高い衣装ならパラメーターも大きく上昇する。アイテムは育成パートや交流パートで使用でき、それぞれの結果に好影響を与える。

【その他】
所属VTuberには、配信での収益ほかゲームの収益も折半(大事)、ユーザーにはそれを明かすことで、ガチャを回す=実質投げ銭みたいに受け取ってもらう。

実際の人気バーチャルYouTuberとコラボし、ゲーム内イベントに登場したり、ガチャでコラボ衣装が販売されたり、実際にコラボ配信を行ってもらう。ガチャの収益はコラボ先と折半(大事)

・ゲーム運営プロデューサーや広報担当もVTuberになってもらい、VTuberによるVTuberのためのVTuberのゲームに(50%くらい冗談)

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以上となります。
思いついたら追加するかも知れませんが、あくまでこれは私の戯言です。
もしかしたらこの記事の公開後にそういうゲームが出るかもしれませんし、出ないかもしれません。ですがこの記事はあくまでそれらとは関係ないものと見ていただければ幸いです。

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