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アンパンマンみたいだった長男が、無事に思春期に突入したはなし。

アンパンマンのようにまっすぐで優しく正義感に溢れた子だったうちの長男、
無事思春期に入りました。

曰く「うるせえ!」「あっちいけ!」。

そしてごはんを食べない。
母ちゃんに声をかけられる程頑なに食べない。

うーん。

次男とは長年、理不尽バトル千本ノックみたいな戦いを繰り広げてきた私。
ここにきて、長男のケンカへの語彙力の低さ、自分の気持ちへの解像度の低さ、あるいは母ちゃんと自分の境界線の甘さ薄さにびっくりする。

あんたまだそんなとこにおるんかい。

次男は癇癪大魔王であった。
空腹眠い暑い寒い疲れたイライラするすべての不快は母のせいだ!!とぶつけてきた期間が長くあった。

私は何度も受け止めようとして幾度か心身か潰れ、やがて打ち返すようになった。

「やってられるか!!全部母ちゃんのせいであってたまるか!!あんたが憧れるウルトラマンは、そんな人なんか⁉️うまくいかないことは全部母ちゃんのせいにして、受け入れられなかったら妹いじめるんか⁉️あんたが目指すかっこいい人はそんな人なんか⁉️」

次男はぐっと詰まり、
だーっと涙を流した。

「…ちがう」

次男、年長の秋の出来事である。

以降彼は「俺はかっこいい人になれているか」。都度振り返る人になった。
理不尽癇癪大魔王は、ときに理不尽な己の空腹を自分で満たしたり、筋が通らないときは別室にひきこもったり、自分に否があるときはギリギリ歯を食い縛りながら、「わかった!!」と言えるようにになった。
大進歩である。
もう彼は大丈夫‼️よかったよかった‼️

さて、話を長男に戻そう。

まあ、そんなわけで、
「大声を出さない」「母が嫌がることはなるべくしない」「1人でいるのが好き。癒し」という長男。

母にとっては、不登校はあれど、できる限り話し合いを重ねて、まあまあ良好な関係を築いてきた自負がある。

でも、そうかあ、
母とのバトル経験値は圧倒的に足らんのだな。と、最近おもうことが立て続けに起きている。

長男。
「母ちゃんを嫌いっていうたら、『もう知らん!』って言われるとおもって、絶対言えんかった」と泣いたのが小2。

不登校になり、あらゆる外部のせいにするので
「僕は○○したい」「僕は○○が嫌だ」と、アイメッセージで話す練習を始めたのが5年生。

そりゃあなあ、うん。

2歳スタートバトル8年目の次男と比べてはいけないね。

いや、うん、比べるっていうかさあ、あれをまた一からやるんやなって思って、気が遠くなったのですよ。

しんどーくなったわたしは、とりあえず先輩ママ友達に一通り話を聞いてもらって、
「ごはんに呼んでも来ないなら放置。全部母ちゃんのせいにさせるのは阻止しよう。」という方向性と、

「そうはいうけどごはん食べないの心配なんだもーん😭」って構い倒したくなる自分の自我をよしよしするために、子が自由にたべていい冷凍庫の一角をパンパンに満たそうということを決めた。

子育て、2ラウンド、
ゴングが鳴ったね。

さて、母ちょっともう疲れたから、接骨院いっておいしいものたべてから、また向き合うことにするわ。

またね、長男。


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