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「迷走戦士・永田カビ」のタイトルだけをつまみに祝杯をあげる!

新作が出るたびにレビューを書いている永田カビさんの新連載が、「webアクション」で始まった。
「迷走戦士・永田カビ」。他にも気になる作家が集まるが、まずはこのタイトルだけで嬉しいって記事を書くぞ!!

連載に先駆けて「永田カビ×福満しげゆき」対談が設けられている。
このふたりは共通点ができた。
「福満しげゆきのほのぼのゲームエッセイマンガ」
「迷走戦士・永田カビ」という、タイトルに作者名があるマンガを描いていることだ!

「鳥山明のヘタッピマンガ研究所」とか、大御所が名前をタイトルにつけることもあるが、
この場合はカラスヤサトシ、和田ラヂオとかと同じだ。
「他にかえのきかない人が、タイトルすら自分」パターン。

「ゲーム離れしていた男のほのぼのゲームエッセイマンガ」
というタイトルでは成立しなくて
「福満しげゆきの」ゲームエッセイマンガ。
同じ境遇のゲームから離れていた漫画家でもだめで、福満しげゆきであることに価値があるわけ。その人自身がジャンルになってるみたいな。

ましてや、永田カビは「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」という特大ヒットをデビュー作で出しちゃってるから、その勢いを借りた
「レズ風俗に行った漫画家のその後」
みたいな、なんじゃそら的なタイトルをつけられてもおかしくない。

「迷走戦士・永田カビ」のタイトルで出発しただけで「よし!」となるのがわかりますか。「迷走戦士」か「愛の戦士」が絶対いいと思う。知らない人にも「何者?」って感じはするし。

タイトルに作者名って「冠番組」。その人が出ていることに価値がある。永田カビは、永田カビというジャンル名になった。
過去作までは、「悲惨な生活を見る娯楽」の側面もあったけど、今回はそこからちょっと離れた「第二期」に入った感じ。
新しいサイトから始まることもフレッシュで、これからの愉しみが増える予感がするから、タイトルだけをつまみに酒が飲める。やったぜ。イェイ!


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読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。