【試訳】ライバッハ「芸術と全体主義」
芸術と全体主義は相容れないものではない。
全体主義諸体制は、諸個人が革命的芸術的自由を有するという幻想を廃絶する。ライバッハ・クンストは、個人の嗜好、判断、信念の意識的放棄という原則に基づいている(…)。すなわち、自発的な脱人格化、イデオロギーの役割を自ら進んで受け入れること、体制の仮面を剥ぎ取りそれを再演すること、そして「ウルトラモダニズム」であること……。
物質的な力を有する者は精神的な力をも有する。そして、政治的な操作の対象となるのは、この操作の言語を話す芸術を