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観光客に人気のソウルの街・梨泰院[イテウォン]はどんなところ?(『梨泰院クラス』について#3)

ドラマ『梨泰院[イテウォン]クラス』について、3回目です。

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   JTBC公式サイトより
   http://tv.jtbc.joins.com/itaewonclass

『梨泰院クラス』の舞台は、ソウルの龍山(ヨンサン 용산)区にある梨泰院(イテウォン 이태원)というエリア。朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた1953年から米軍基地の街となった龍山には、在韓米軍をターゲットにする酒屋、クラブなどがたくさんありました。

 梨泰院は各国の大使館や領事館が集まり、アメリカだけではなく多様な国の文化と韓国文化が調和しているインターナショナルな街。世界各国の料理店やスーパー、革製品の専門店やアンティークショップ、それにクラブやカフェまでおしゃれで個性的なお店が立ち並び、さまざまな国の人々が行き交い、ショッピングやグルメ、夜遊びを楽しんでいます。メインストリートも路地裏も絵になる、エキゾチックな街並みをドラマでも堪能できます。

 パク・ソジュン演じる主人公パク・セロイは、ハロウィンの夜に初めて訪れた梨泰院の虜になりました。天涯孤独で社会的ハンデを背負うセロイは、ここではどんな人種だろうと誰もが束縛されず自由に生きていると感じ、自分もこの街で生きていこうと決意します。

 2017年に米軍基地が京畿道の平沢市に移転してからは、梨泰院の心臓と言われるハミルトンホテル近辺と経理団通り(キョンニダンキル 경리단길)は少し静かになっているものの、最近はドラマに出てくるようなポチャ(居酒屋 포차)が増え、ドラマの雰囲気を味わおうとファンが多く訪れています。

 経理団通りの最寄り駅である緑莎坪(ノクサピョン 녹사평)駅の上にかかる歩道橋、緑莎坪陸橋もホットスポット。セロイや彼の店のマネージャー、チョ・イソ(キム・ダミ)が考えごとをしたり、2人が語り合ったりするシーンでたびたび登場します。

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 ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面

 眼下をたくさんの車が行き交い、その正面には南山(ナムサン 남산)にそびえ立つソウルタワー。梨泰院の雑踏の熱気から少し距離を置くようなこの風景は、ドラマを見た人に印象的に映っていると思います。夜景もとても素敵で、ライトアップしたタワーが街をやさしく照らしています。

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 ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面


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