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韓国人から見た『イカゲーム』に登場する懐かしい遊びその1(ネタバレあり)

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 ドラマ『イカゲーム』には、全部で6種類のゲームが登場します。すべてのゲームは主人公たちも子どものころに遊んでいた懐かしい遊びです。単純なルールのものばかりなので、韓国人だけではなく、全世界の人の郷愁を刺激したのではないかと思います。今週は2回に分けて、6種類のゲームについて書いていきます。

 ゲームから脱落することを、私たちが子どもの頃も「死ぬ」「死んだ」と言っていましたが、ドラマではリアルに死んでしまいます。その恐怖感は想像できません。

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写真はすべてnaver(https://m.tv.naver.com/netflixkr)より。

 最初のゲームは韓国版の「だるまがころんだ」です。韓国では「木槿(ムクゲ)の花が咲きました」と言うのですが、木槿は韓国の国花でもあります。本当に死ぬとは思ってもいない段階で進行するゲームなので、死者が出ると参加者たちは一気にパニックに陥ってしまいます。

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 このゲームに使われた巨大な人形は「ヨンヒ」という名前です。教科書によく出てくる定番の女の子の名前でもあり、デザインも教科書を参考に作られているので親近感があります。

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 ところがゲームが始まるとリアルに人を殺すロボットになり、誰が見ても不気味だったとは思いますが、韓国人から見るとイメージとのギャップで恐怖が一層高まりました。

 2番目のゲームは「型抜きゲーム」。小道具の中で、最も準備が大変だったのがこの型抜きゲームだったそうです。

 韓国のカルメ焼きをダルゴナ(달고나)と言います。子どものころ、路上にダルゴナの露店があり、よく友だちと作って食べた思い出があります。ダルゴナは直接作って食べるタイプと、ドラマのように型抜きをするタイプがありました。

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 ドラマでは実際にダルゴナの職人にお願いして撮影の間もずっと裏で作り続けていたとか。

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 傘の模様を選んだ主人公のソン・ギフン(イ・ジョンジェ)は一生懸命に舐めて溶かすことで型を抜きましたが、この方法は監督の子どもの頃の必殺技。撮影の前日も監督はこのやり方を実験してみたそうです。

 3番目のゲームは「綱引き」。日本と同じように運動会でよくやるゲームです。子どものころは真剣にやったことがなかったので、勝つための必殺技があることをドラマで初めて知りました。

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 俳優たちも最初はみんな簡単に思っていたそうですが、撮影に入るとそんなに簡単にはできなかったそうです。

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 結局、力を振り絞り本気でやったので一番大変だったそうです。俳優たちの表情を見ると、必死に生死をかけて戦う緊張感が伝わり、ドラマはどんどん盛り上がっていきます。

 안녕!

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