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ハイソ?庶民的?漢南洞(ハンナムドン 한남동)はこんな街(ドラマ『青春の記録』について#3)

『青春の記録』で、主人公や友人たちが家族で暮らす街「漢南洞(ハンナムドン 한남동)」についてご紹介します。

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公式サイト(http://program.tving.com/tvn/recordofyouth/)から。

 ソウルは地名を聞くだけでそこが裕福な街かどうかがすぐ分かってしまいます。しかし漢南洞は同じ街の中でもお金持ちと庶民が混在しているため、日常で貧富の差を感じることが多いそうです。

 ドラマでは、漢南洞で暮らすサ・ヘジュン(パク・ボゴム)とウォン・へヒョ(ピョン・ウスク)、キム・ジヌ(クォン・スヒョン)は小学校以来の親友ですが、3人の家庭環境には格差があります。裕福な家庭に生まれたヘヒョが、父の教育方針でお坊ちゃま学校ではなく公立の小学校に入ったことで、一般家庭のヘジュン、ジヌと友だちになったので、同じ漢南洞の住人で同級生でも3人は「違う世界の住人」なのです。ヘジュンは、セレブのヘヒョと幼なじみで漢南洞に住んでいるというだけで、周りから裕福な家庭の息子だと誤解されるシーンもあります。

 ヘジュンの家もジヌの家もそれほど貧しいわけではない、庶民の家庭ですが、いわゆる「金のスプーン」理論でいうと、両親からもらったアドバンテージがない「泥のスプーン」階級ということになります。金のスプーンを持って生まれたヘヒョは母のプッシュで知名度を得て、ヘジュンより先に芸能界でスポットライトを浴びていくのです。

「金のスプーン」についてはこちらでも書きました。


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公式サイト(http://program.tving.com/tvn/recordofyouth/)から。

 漢南洞はソウルの中央に位置し、前は川(漢江)が流れ後ろは山(南山)がある、典型的な「背山臨水」の風水的にもよい地形です。実際に大使館や公邸も多い国内最高の裕福な街ですが、財閥総帥やセレブと低所得層が一緒に住むエリアとして、貧富の差を話すときによく例えにされます。洗練された大人の街としても注目されている街です。ドラマ『梨泰院クラス』の舞台梨泰院(イテウォン)はとなり街になります。


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