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あの瞬間に立ち会えたことは本当に幸せなことだと思う。

だいぶコロナちゃんも落ち着いてきていい感じ。

私が理事をつとめている(一社)愛 南魚沼みらい塾の活動のなかで一番思入れがあるイベントについて紹介したい。

2020年の4月〜5月にかけて全国的に学校が休校になった。

こどもたちの生活のリズムを崩さないために企画したのが「朝の会」だ。

毎朝8時半にZOOMに会場をつくり、そこにこどもたちを集めさまざまなワークを体験したもらった(2週間ほど毎日開催)。

8時半にOPENして、まずはラジオ体操をする。

企画したのはみらい塾だったが、運営を担ってくれたのは南魚沼に関係のある大学生たちだった。

・南魚沼出身
・南魚沼の高校に通っていた
・ともだちに誘われて

こういった活動に興味がある学生が次々と集まり、サポート……どころか最終的にはメインとなって企画運営をしてくれた。

毎朝たった30分だったけど、その何倍もの時間を使ってどんなワークをするかみんなで考えた。

ときには司会進行まで担当してくれた。


国の政策として学校が休校になるという一大事。

いいかえれば「教育が止まった瞬間」に対峙したわけだ。

そうなってしまえば学校や教師というのは機能しない。

文字通りなんにもできないわけだ。

そんなときに一大人として一親として、こどもたちに何ができるのだろうか……と必死に考えた。

そこでたどりついたのが、いま記した朝の会だ。

「教育を止めない」

という想いだけで、たくさんの人が共感してくれて、さらに協力応援もしてくれた。

5月5日のこどもの日には50〜60名の入室があったように記憶している。

これからの教育の新しい芽吹きみたいなものを見た気がしていて、あの瞬間に立ち会えたことは本当に幸せなことだと思う。



新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。