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「明日のプランニング」を読んでいまのポジションについて考えてみた

両親ともにO型の生粋のO型人間、ジンボラボ 神保貴雄です。

いままで携わったクラウドファンディングで合計630万円以上の支援を集め、自らをクラウドファンディングアドバイザーと名乗っております、ジンボラボ 神保貴雄です。

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最近、読んだこちらの本の冒頭にすごくいいことが書いてあった。

伝える目的は「売り」ではない。
伝えたい相手を喜ばせることだ。
考えてもみてほしい。
あなたが伝えたい商品やサービスは、いったい何のために存在するのだろう。
(明日のプランニング 8Pより引用)

クライアントのプロジェクトをたくさんの人にみてもらって、よりたくさんの支援を集める……というのがクラウドファンディングアドバイザーの使命!だと思ってたけど、この本を読んでボディーブローをくらった気がする。

もちろん支援の量は大切。

ただ、そこにばかり目を奪われていたんではなかろうか……。

その向こうにある支援をしてくれた方の「笑顔」まで想像できてなかったんではないか……。

そんな考えが脳みそをよぎり、この記事を書いてます。

これからクラウドファンディングに挑戦したい方、いま挑戦しているけどなかなか厳しいなぁ、という人は「支援してくれた方の笑顔」を想像するべき。

どんな内容なら喜んでもらえるのか

これをプロジェクトの目的・コンセプトにすることが第一歩。

どんなプロジェクトでも、それを届けたい人がいる。

この部分をあなたがあなたらしく、どう表現していくのかが腕の見せ所だ。

この本を読んでそんなことを考えたので、書きなぐってみる。


それを踏まえて……


クラファンサポートのサービス体制を見直す必要があるな、と。

これは前から言ってたけど

ただただ資金調達をしたい

という人のサポートはする価値がない。

そういった人には迷わず「銀行」を紹介しちゃいます。

で、今回付け加えたいサポートの基準ですが

支援すると笑顔になっちゃうようなプロジェクト

この基準をめちゃくちゃ大切にすることに決めました。

それは、生活者の不便や課題を解決するために存在するのである。
解決して、彼ら彼女らに喜んでもらうために、苦労して開発したはずである。売りや儲けのためではなかったはずだ。
明日のプランニング8Pより引用

クラウドファンディングサイトには様々なプロジェクトが立ち上がっている。

購入型クラウドファンディングの場合は商品以外にもサービスなど形のないものもリターンとして混在。

そのすべてにプロジェクトオーナーの気持ちや想いが込められていて、どれが優れているとか劣っているなどで比べることはできない。

なぜなら生活者ひとりひとりの「不便」や「課題」が違うからだ。

ある人にはめちゃくちゃ便利な道具も、ある人にとってはまったく必要なかったりする。

(先日、大学生と話していて「財布は高いしダサいんでいらないです」と聞いたときの衝撃たるや)

だからプロジェクトそのもの自体は比べられるものではない。

ただ、さきほど伝えた通り……

「支援しれくれた人」に喜んでもらいたい

という想いは共通していて欲しい。

いや、むしろその想いがなければクラウドファンディングで成功するわけがない……と考える。

僕のクラウドファンディングにかける想いを告白【笑顔のために】まとめ

これはクラウドファンディングだけじゃなくて、すべての商品やサービスに言えることなんじゃないかと思う。

企業も商品もサービスも、生活者に喜ばれるために存在しているのである。そしてその先にある社会をよりよくするために存在しているのである。
決して「売り上げアップ」のために存在しているのではない。
明日のプランニングP9より引用

この想いがあるか、そうじゃないかで価値が決まってくる。

僕はできれば誰かに喜んでもらえるようなサービスを提供したいし、できれば笑顔になってもらえるような仕事がしたい。

そこをすっ飛ばしてしまったプロジェクトには何の価値もないと僕は思う。

ということで、これからクラウドファンディングを始めたい!という人にはぜひ、このあたりについて想いを巡らせて欲しい。

資金が調達したいだけなら、マジで銀行をおすすめする。

冗談抜きで。

クラウドファンディングは本当に大変。

あなたが想像している25倍くらい大変。

でも、支援してくれた人を喜ばせたい!という想いが一番前にあるのなら、クラウドファンディングに挑戦するに足る意義があると思う。

僕はそういうプロジェクトにアドバイスしたいし、関わっていきたい。

で、もうひとつ。

依頼をいただいたクライアントから、そんな想いを引き出すのも僕の仕事だとも思っている。

クライアントが上手く伝えられない想いを、引き出して形にするのも広告代理店の大切なミッション。

そこから想いを共有できるようなクライアントさんじゃないと一緒にやーらない!

と、固く心に決めました。

という、決意表明でした。笑

いま携わっているプロジェクトもそんな視点から、もう一度見つめ直してみよう。

ご支援いただけると飛んで喜びます!



新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。