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クラウドファンディングに失敗する人は【他者目線】が足りていない

いきなり結論からお伝えしますが……

クラウドファンディングへのチャレンジはチームをつくって取り組むのがオススメです。

どうしてもチームをつくることができない場合でも「ひとりで全部やらない」ことをオススメいたします。

絶対。

地域創生系のクラウドファンディングにチャレンジして「48日間」で「221万円」の支援を集めることができたプロジェクトの広報係をつとめた僕が、その理由をお伝えさせていただきます。

これからクラウドファンディングにチャレンジしたい方に参考にしていただけると嬉しいです。

YouTube動画でもわかりやすく説明しています。

音声だけでも楽しめるようになっていますので、こちらもぜひ活用ください。

よろしければチャンネル登録も、お願いします。

失敗するダメなプロジェクトの特徴

クラウドファンディングのプロジェクトづくりで大切なのが「圧倒的な他者目線」をもつこと。

自分がなにをしたいか

ではなく……

どんなプロジェクトなら支援してもらえるか

というところからプロジェクトづくりをスタートさせることです。

もちろん、熱い想いをもってクラウドファンディングにチャレンジする人がほとんどでしょう。

ただ、その気持ちをそのまま伝えても上手くいきません。

例えばあなたが「インドに旅をしたい!」というプロジェクトをつくるとします。

自分探しのためにインドに行きたい!
インドでこんなことをしたい!
インドのこんなところに行きたい!
インドのこんな文化に触れたい!
インドの宗教感を感じてみたい!

このあたりを熱く語った文章をつくったとしましょう。

……冷静に考えてみてください。

あなたはこのプロジェクトを支援したいと思いますか??

ということなんです。

あなたがよっぽど有名人であれば、多少支援が集まるかもしれませんが、一般人であればそうとう厳しい戦いが強いられます。

圧倒的に「他者目線」が足りていません。

インドに行きたいなら本気出せ!

僕は常々、クラウドファンディングには……

「信用×信頼=支援」

の方程式が成り立つと言っています。

ただインドに行きたい!だけでは信用も信頼もへったくれもありません。

それではまず「過去の実績や成果物への評価」という意味の信用を、支援者から集めるにはどうしたらいいでしょうか?

プロジェクトページにどんな文章を載せたらいいのか……考えてみてください。

僕だったら、こんな感じで文章をつくっていきます。

いままでどんな国に行ったか
そこでどんな体験をしてきたのか
それを踏まえてなぜ今回はインドなのか
インドに行ってなにをしたいのか
インドから帰ってきたらなにをしたいのか

まず最初にいままでの経歴や旅の履歴を紹介します。

アフリカ・ブラジル・ロシアなど、いままで10ヶ国以上旅をしてきました!

写真があれば添えたいところです。

からの〜各国でどんなことを学んできたのか、も記します。

で、本題の「なぜインドなのか」「インドでなにをするのか」を熱く語ります。

で、最後にインドで学んだことを帰国後にどう活かすのか。

ここまでじっくりと語り、信用を引き出します。

続いて「未来への期待」を意味する、信頼をGETするにはどうしたらいいでしょうか?

ここはあえて「リターン」を有効利用して信頼を集めましょう。

例えば

インドでの体験記ブログを読むことができる
インドで撮影した動画をYouTubeで見られる
おすすめのインド観光スポットを教えてもらえる
インドへ旅行へ行く際の注意点マニュアルブック
インド旅の報告会に参加できる

インド旅に興味がある人はたくさんいると思うので、こんな感じのリターンを組んで、支援することにメリットがあることをアピールする必要があります。

プロジェクトオーナーは支援が手に入る
支援者はインドのコアな情報が手に入る


このわかりやすい「WINWIN」な関係がつくることができれば、プロジェクト成功まちがいありません。

それには「他者目線」が必要不可欠となるわけです。

クラウドファンディングは他者からの目線でみる


クラウドファンディングがただ注目を集めるだけの目的であれば、他者目線は必要ないのかもしれません。

過激な発言やアピールをして「炎上」してしまえばいいだけ。

ただ、クラウドファンディングの最終目標が「支援を集めること」である以上、そこには圧倒的な他者目線が必要となります。

どんな文章なら支援をしたいと思ってもらえるだろう……
どんな写真なら感情を動かすことができるだろう……
どんな動画なら注目してもらえるだろう……

ひとりでプロジェクトを進めていくと、どうしてもそのあたりの配慮が欠けてしまいがち。

熱い想いに引っ張られてしまいがち。

チームをつくることができたら、それは未然に防ぐことができますよね。

チームをつくることができなくても、相談できる人がいたら防ぐことができますよね。

そもそも、そういう人が身近にいない時点でクラウドファンディングを成功に導くことは、かなり厳しい状況かもしれません。

ちょっと酷かもしれませんが。

ということで、まずはプロジェクトの詳細を練り上げると同時に、良き理解者をつくりましょう。

この文章の、この言い回しはどうかな?
この写真は、どこに入れようか?
この動画はいる?いらない?

他者目線を得るには、他者に相談するのが一番!という圧倒的真実。

自分の頭の中で練り上げた「他者目線」を、実際に他者に相談して「答え合わせ」できる状態にしましょう。

クラウドファンディングを成功させるには『圧倒的他者目線』をもつこと


もうひとつキーワードを挙げるとしたら「共感」ですね。

いかに共感してもらえる部分をたくさんつくるか……も重要です。

性別
出身地
血液型
好きな食べ物
嫌いな食べ物

初対面の人でも、ひとつでも共通することがあれば話も弾んでぐっ!と距離が縮まりますよね。

プロジェクトページで自己開示をして読む人に共通点を探してもらい、共感してもらうのもテクニックのひとつ。

おっと!話が長くなりそうなので、また別の機会に(ニヤリ)。


新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。