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高校生がクラウドファンディングに挑戦するときの3つの問題【事実】

最近「僕のヒーローアカデミア」を大人買いした、ジンボラボ 神保貴雄です。

いままで携わったクラウドファンディングで630万円以上の支援を集めたので、クラウドファンディングアドバイザーと名乗って調子にのっています。笑

さて、今日はまたちょっと違った視点から。

ある県立高校の生徒さん数名にクラウドファンディングについてレクチャーして欲しい……というご依頼をいただきました。

いまパワポで資料をつくっています。

だいたいまとまってきたので、最後の締めにブログ記事にすることに。

未成年ということで、なかなかハードルが高いところもありますが、やってやれなくはないと思います。

これから紹介する3つのポイントをクリアにしてクラウドファンディングにチャレンジして欲しいぞ!

ということで早速いってみましょう。

動画でも説明しています。

音声だけでも楽しめますのでラジオ感覚でどうぞ。

参考になったらチャンネル登録お願いします!

お金にまつわる問題

なんだかんだ結局一番もめるのがマネーです。

クラウドファンディングというコンテンツは文字通り「お金」のことが最初から最後までついて回ります。

ということで「お金」にまつわる諸問題を一番最初にクリアにしておきたいところ。

▶︎プロジェクトを始める際に必要な資金
プロジェクトページをつくる際に必要な写真や動画をプロに撮ってもらうと費用が発生します。
モデルさんが必要になれば謝礼なども発生。
打ち合わせをすればお茶代などもかかります。

▶︎リターンを用意する際に必要な資金
リターンを外注する場合は、それにかかる費用を支払わなければいけません。
すべて終わってからの支払いであれば問題ないけど、その前に支払いが生じた場合どうするのか?

▶︎支援金を受け取る際に銀行口座が必要
募集期間が終わると、集まった支援金をクラウドファンディングサイトから振り込んでもらうための口座が必要にでなります。
この口座の名義を誰にするのか、そこから資金をどう使って管理していくか……など決めなくてはいけないことがたくさん。

高校生の挑戦にたくさんのおとなたちが協力してくれることでしょう。

しかし、それらすべてを善意で、というわけにもいきません。

支払いが発生しそうな案件については親や先生に相談して、しっかりと対応できるようにしましょう。

お金の動きに関しても帳面やアプリなどに残してメンバー全員で共有できる状態にすべき。

しつこいくらい透明にしておくのが「マネー」の取り扱いの基本。

このあたりもクラウドファンディングを通して学んでもらえるといいなぁ。

顔・名前出しなどプライバシーに関する問題

この問題もめちゃくちゃ重要なところなので、しっかりと始める前に詰めておきましょう。

いままでの「高校生チャレンジ」を見てると……

▶︎顔出しはしても
▶︎名前は出さない

というのが一般的なようです。

学生の場合であれば個人の名前の代わりに学校の名前を使うのがいいでしょうね。

プライバシーのこともありますが、その方が信用・信頼が集まりやすいこともあります。

特にOB・OGは強い味方になってくれるでしょう。

しかぁーし!!顔出しはマスト。

これは他のプロジェクトをみても、まちがいなく顔は出さないと厳しいのが現状です。

同じようなプロジェクトがあったとして……

●ひとつは顔出し
●ひとつは顔NG

だったとしたら、あなたならどちらのプロジェクトを支援したくなりますか?

顔も名前もわからない人に対して信用して共感して支援する……って、かなりハードル高いですよね。

クラウドファンディングで大切なポイント3つがこちら!

◾︎信用
◾︎信頼
◾︎共感

この3つの感情を動かすことができなければ支援は未来永劫集まりません。

そのために最低限必要なのが「顔出しと名前だし」です。

プライバシーについても最初の段階でしっかりと親や先生、周りのメンバーと話し合って決めましょう。

SNSを使った宣伝広告の問題

クラウドファンディングはプロジェクトページをつくって待っているだけでは支援が集まりません。

どんどんたくさんの人に知ってもらう必要があります。

そんなときに大切なのが「SNS」。

▶︎Facebook
▶︎Instagram
▶︎Twitter
▶︎YouTube
▶︎LINE
▶︎TikTok

などなどありますが、クラウドファンディングの宣伝広告にはSNSが欠かせません。

こまめにSNSから発信してプロジェクトを知ってもらい、ファンになってもらって支援をしてもらうという流れがベター。

さきほどのプライバシーの問題とも関わってくるのですが……

どうやって高校生がSNSから発信していくのか

なかなか悩ましい問題ですよね。

本当なら毎日でもSNSからプロジェクトについて発信したいところですが、高校生であれば学業のこともあるので、なかなか時間の調整が難しい。

チームで手分けして発信するとか、親や先生にお願いするとか……いくつか対策は考えられます。

プロジェクトを始める段階でしっかりと話し合っておくべき内容。

クラウドファンディングに挑戦して満足するのではなく、ちゃんと目標金額まで支援を集めるところまでデザインして欲しいと思います。

高校生がクラウドファンディングに挑戦するときの3つの問題【事実】まとめ

かわいいこには旅をさせろ

という言葉がありますが、どんどんチャレンジして欲しいと思います。

今回は「3つの問題」ということで問題点を挙げさせてもらいました。

上記3つのポイントを初期の段階ですべてクリアにすることができれば、本当の意味での社会体験になりますのでぜひチャレンジすべき。

クラウドファンディングは本当に大変です。

やること多すぎ!大杉漣!

ただメンバーと力を合わせて、それぞれの得意分野で勝負できれば絶対に上手くいきます。

▶︎文章を書くのが得意
▶︎写真を取るのが好き
▶︎動画編集ができる
▶︎イラストがかける
▶︎プレゼンがうまい

いつもの仲間のいつも見せない、すごいところが見られるかも!?

あなたの新しい個性にも気付けるかも〜。


新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。