クラウドファンディングアドバイザーはこんな風にアドバイスします【実例】
泉ピン子ってネーミングセンスありすぎ、ジンボラボ 神保貴雄です。
いままで携わったクラウドファンディングで合計500万円以上の支援を集め、クラウドファンディングアドザバイザーと名乗り活動中。
今回は実際にいただいた問い合わせに、どのように答えたのかをじっくり紹介。
お問い合わせいただいた内容と僕がどのように返信したのかを、ありのままお伝えします。
もちろん問い合わせいただいた方には許可はとってありますので、ご心配なさらず。
こちらを参考にしていただき、お気軽に問い合わせいただければ嬉しいです。
ということで早速いってみましょう。
先輩の50歳お祝いライブをしたい!
まずはこちらのプロジェクトページを確認していただき、どんなプロジェクトなのかをインプットしておいてくださいね。
支援が集まらない=SNSからの発信が足りない
神保さんはじめまして!
東京で音楽活動をしてる南郷宏之と申します!
先程はTwitterでリプライいただき、ありがとうございます♪
現状すでにクラウドファンディングのプロジェクトをシルクハットにて立ち上げています。
一緒に音楽をやっている先輩の50歳をお祝いするライブをしたいというプロジェクトです。
SILKHAT - 先輩の50歳お祝いライブをしたい!│SILKHAT(シルクハット)吉本興業のクラ.. - https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/835
中々支援が伸びず、困っている状況です。
神保さんのYouTubeを見て、支援までの流れを動画にした方がいいというのを見て、明日早速出す予定です!
何かすぐ改善が必要なところはありますでしょうか?
シルクハットの特性上、
プロジェクト名
プロジェクトのトップ画像
プロジェクトの概要分
公開済のリターンの画像
公開済のリターンの金額
の変更は出来ないようです。
先輩のお祝いを盛大にするために、是非知恵を貸していただけると幸いです。よろしくお願いします。
南郷さん
お問い合わせありがとうございます!ページみましたよ。
早速ですがTwitter以外SNSは何を使われていますか??
Facebookとか。いかがでしょう??
支援が集まらない=発信や告知が足りていない
と単純にそう思ってください。
プロジェクトオーナー本人はずっとプロジェクトを動かしているので……
自分以外のみんなも知っている
と勘違いするようになります。
おもしろいですよね。
自分が当たり前に知っていることは、自分以外の誰もが知っていることとして認識しちゃうのが人間の特性のひとつ。
日本に忍者がいないことは日本人の我々なら誰もが知っていますが、外国のある国ではまだ日本には本当の忍者がいると思っている人がいます。
このことをしっかり理解することができれば、あとはSNSを使ってガンガン発信するだけ、ということも理解できますよね。
ここにクラウドファンディングの本質が隠されています。
とにかく『SNSからの発信が重要』これにつきます。
ストーリーを語れば支援は集まる
早速の確認ありがとうございます!Facebookは使っています!
インスタのアカウントはありますが、今は使っていないです。
Facebookからの発信が一番効果がありますので、ぜひに。
あと南郷さんとシミケンさんの関係性とかがわかるといいですね。
もちろんお二人の物語ありますよね??
そのあたりを笑いと涙を入れながらつくるといいと思いますよ。
あと本文の方にもリターンの内容を入れておいた方がいいですね。
リターンの数が多いので、選びづらいかも。
これはおすすめ!!みたいなリターンがあれば、そのように表現していただいた上でなぜおすすめなのかを語ってみてください。
SNSからの発信が命!
ということを飲み込んだあとは、良質なコンテンツをプロジェクトページに追加しながら、SNSでもシェアするだけ。
なんごーさんには「シミケンさん」とのストーリーを面白おかしく文章コンテンツに落とし込むことをおすすめしました。
プロジェクトページをみていただけるとわかりますが、なんごーさんは文章を書くのが上手です。
シンガーソングライターをやってらっしゃるだけあって言葉の使い方がうまい。
僕もバンドをやっていたことがあるのでわかるのですが、バンド活動やっているといろんなエピソードが生まれるんですよ。
なんごーさんとシミケンさんの間にも、すべらない話的なエピソードがたくさんあると思ったので、そのあたりを物語っぽくコンテンツ化してお届けしましょう……とアドバイスさせていただきました。
支援をしてください!!
では誰も支援してくれないんです。
でも
今回のクラウドファンディングの主役であるシミケンってこんな人間なんです!!
僕とシミケンってこんな人間なんですっ!!
ということを面白く伝えることができれば、思わず応援したくなっちゃいますよね。
いかに支援を意識させずに、支援をしてもらうか……ここっす。
クラウドファンディングアドバイザーはこんな風にアドバイスします【実例】まとめ
映画やドラマがこの世からなくならないことを鑑みて、人間は物語が大好きです。
自分が体験できないであろうことなどを追体験できるのが物語。
その物語に寄り添ってもらうのがクラウドファンディングの本質です。
あなたのなかの物語を雄弁に語りましょう!!
僕がたったひとつだけアドバイスできるとしたら、この言葉をプレゼントします。
クラウドファンディングって名前はかっこいいですが、そういうことなんです。
自分の中にあるストーリーを具現化して観客にみてもらい、おひねりをいただく
ストーリーを文章で具現化するのか、動画で具現化するのか……。
おひねりは直接もらうのか、クレカでもらうのか、電子決済でもらうのか……。
これらをいかにスマートにデザインできるか……。
そうそうこれこれ、いいこと言うなぁ。
これがクラウドファンディングのすべてです。
新潟県でカメラマンとして活動しています。特に飲食店などのメニュー撮影、ブツ撮りに定評あり。ポートフォリオ→https://jinbo-lab.jp/。一般社団法人 愛南魚沼みらい塾理事。1980年生まれ。