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釜山紀行(2)妹が寝坊した朝

2020/1/28 22:41

2日目の朝、妹は寝坊した。





ゲストハウスで別々の部屋に泊まっていたので
起こすことも出来ず、電話かけても起きる気配がないので
仕方なく一人で朝食をとることにした。




ゲストハウスの共有スペースにて。

コーヒーとシリアル。ゲストハウスのシンプルな朝ごはんが、大好き。
今日はどんな1日になるかな〜って考える時間。


食べ終えても妹は起きてこなかったので朝の散策に出かけることにした。

ちょうど通りの店が開店の準備を始める、そんな時間だった。
フラッと立ち寄ったお土産やさんで、

アジュンマに
"일본사람이야~!?(日本人〜?)"
"아 네 일본인이에요...(あ、はい。日本人です。。)"

そこから少し言葉を交わす。ゆっくりと、そして必死に。"上手だこと〜!"私のどう考えても下手くそなベイビーすぎる韓国語に対してそう言ってくれた優しいアジュンマ。

"おとうさーん、コーヒ一杯追加で!"と店の外にいたご主人に叫ぶアジュンマ。"今コーヒー飲むところだから、飲んでいきな〜!"そういって、店の中に招き入れてくれたのだった。店の椅子に腰掛けて、ドラマをみてコーヒーを飲みながらおしゃべり。楽しかった。本当の孫になったみたいな気分になった。しまいには、新年のカードにお手紙まで書いてくれた。

새해 복 많이 받으세요 !(新年明けましておめでとうございます。)ここで初めて覚えた韓国語。しかも韓国語勉強しているからって、これまで!!涙(ハート)

あ、ちょっとまって!えっと、ここお店だよね?私さっきからもらってしかいないんだが!笑

韓国の人たちの"人との距離感"が好き。温かくて安心する人情深さを感じる。世界各国の人と関わる機会が増えてから楽しさとセットで疎外感とか違和感を感じることも多くて。"私は一体どこに掴まればいいの?"アイデンティティを見失っちゃう、不思議な感覚。

そんな時に助けてくれたのは韓国の友人達。
"世界の中で安心出来る居場所"が日本の外で出来たからこそ、もっといろんな世界や人と関わろうって貪欲になれたんだ。

だから韓国語は私にとっては、うーんと。精神安定剤のようなもの。なのかもしれない。

今片言でも自分の言葉で話して、そのあたたかい部分により触れることが出来て本当に嬉しく思う。もっと話したい。もっと、勉強しよう。
いい朝だった。アジュンマ。정말 감사합니다 ~!ありがとうございました。

続く


Minami

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