オークランドへ一人旅に出かけた話。(3)美食っていいな
2019/4/11 10:18
その日は、ワイヘケ島に行くことにした。
フェリー乗り場でチケットの購入、それからワイナリーツアーの申し込みを済ませた。お腹が少しだけ減っていたので、売店でバナナとコーヒーを。軽めの朝食を手に、フェリーに乗り込む。
目元に優しさと、温かさがある女性。目元にくっきりとついたシワはきっと長い年月、幾度となく大切な人たちに微笑みかかけてきた証だろうな。なんて、美しいのだろうか。シフォン生地のコーラルピンクのドレスに、口元をキラリと輝かせる同色のグロス。着こなしからも優美さ、そして余裕を感じられる、そんな素敵な女性だった。
ワイヘケ島に到着してから、ワイナリーツアーまで少し時間があったので散策。
マフィンを食べ、目の前の家族の会話をぼーっと眺めたり。
かわいい個人経営の雑貨屋さんに寄って、ポスターを購入したりした。(私のお部屋、海外で買ってきた思い入れがある小物で年々いっぱいになってきて。嬉しいの。)
ワイナリーツアーの時間も近づき、集合場所にいくと、日本人らしき女の子が。思い切って声をかけてみると、日本人!!!関西から同じく一人旅にきていたアオイちゃん。このツアーでは、いくつかのワイナリーをバスで巡って、説明を聞いたり、試飲したりした。
このワイナリーツアーはアオイちゃんのおかげで何倍も楽しいものとなった。"食"、ワインに対して並々ならぬ情熱と好奇心を持っている彼女。ツアーのインパクトをより強く私に残した。"食"に対するパッションだけではなくて、私が今まで考えたことももなかった領域まで興味のアンテナを張り巡らせているアオイちゃんのお話は本当に面白かった。好きなことが沢山ある、そして夢にむかってぶれないカッコイイ女性と出会えたな。
ここで説明してくれた"羊飼いペーター"みたいなニュージラーンド・ガイがタイプだったらしくてキャピキャピしていたアオイちゃんが面白かった笑。アジア人男性が好みな私は何も思わず、興奮気味のアオイちゃんをみて笑う。トキメキ・ポイントは人それぞれ笑!
アジア人は私たちだけで、あとはスコットランド、ハワイ、中東、、、と世界各国から集まった参加者達。
夕食も一緒に食べることにした。レストラン"AMANO"。ここでいただいた美食に、私はおとされた。 美男美女ばかりが揃うスタッフの接客が気分のおしゃれさと高揚感を増す。
その土地の"美食"をいただくこと。堪能して、(こえてない舌なりに笑)舌鼓を打つこと。私の旅のto do 項目の仲間入りです。
翌日もアオイちゃんにお世話になりました。朝ごはんを、Best Ugly Baglesで。甘じょっぱいベーグルが美味しかった。
その後にもポンソンビーという、おしゃれなエリアに連れてってもらったり。(量り売りのスパイス屋さん。)
アオイちゃんの、情熱の世界を一緒に体験できて本当に楽しかった!(ワインマニアな彼女、旅でトータル7本のワインをご購入。追加で関税を支払わなけれないけないそうです笑。)アオイちゃん、沢山の新たな興味の種をどうもありがとう。
普段はお味噌汁に納豆ご飯さえあれば満足という私でも(適当すぎ)"食の世界"をちょこっとのぞいて、気にかけたいなと思うきっかけになった。意識を向けることで、知識が増える。"食"の選択肢の幅をぐーっと広げることで日常の中で"ニンマリしてしまうような時間"が増えていけばいいな。
(続く)
Minami
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