誰にも教えたくない 極上とろとろ湯
皆さんにとっての最高の温泉、
極上温泉の定義とはどのようなものでしょうか?
目の前に広がる山々を望む絶景風呂、雄大な大海原に面した開放的な大露天風呂、あるいは、自家源泉を持つこだわりのお宿の檜風呂…
それぞれ、想像しただけで癒される
素晴らしい温泉ですよね。
私もほんの数年前までは、
目の前に海が広がる大きなお風呂が大好きでした。ところが、温泉を知れば知るほど、温泉に入れば入るほど、
その考えが変わって来ました。
私の理想の極上風呂の定義は、
足元湧き出しの源泉掛け流し温泉です。
確かに大きなお風呂は、気持ちいいです。自宅のお風呂では感じれない開放感を感じることができます。
でもね、大きなお風呂は、お湯を入れ替えるのが大変です。一度、水を抜いてしまうともう一度、水を貯めるのに時間も経費もかかります。
たまに、24時間いつでもお風呂に入れますということを売りにしている大型ホテルがありますが、実はとても危険です。
24時間いつでもお風呂に入れると聞くと一見素晴らしいサービスだと思われますが、いつでもお風呂に入れると言うことは、お風呂の湯を抜いて掃除したり、メンテナンスしたりする時間が取れないということになります。
つまり塩素を入れて循環させていることになります。
今回ご紹介させていただく温泉の湯船です。
2、3人入るとギュウギュウ詰めになる小さな湯船です。ひとりで入っても湯船のお湯が洗い場に溢れ出します。
その勢いといったら洗面器が踊り出すほどです。
常に洗い場は川のような状態なのです。
見てください!
この素晴らしい湯口を!
私にとっての最高の温泉の定義は、
足元湧き出しの小さな源泉ドバドバ温泉です。
小さな湯船の温泉こそ、最高の源泉掛け流し温泉だと思っています。
何故なら、どんどんお湯が入れ替わるからです。新鮮なお湯が次から次へと流れ出て、古いお湯が溜まっている暇がないほどなのですから!
魚でも野菜でもビールでも、とれたての新鮮なものが美味しいですよね。
泉質は、単純硫黄泉。
お宿の前の通りまで硫黄の匂いがぷんぷんしてきますよ♩
お湯は柔らかくヌルヌルの浴感です。
こんなに素晴らしい
あまり人には教えたくないほどの穴場の温泉は、那智勝浦に程近い
夏山温泉の古宿もみじやさんです。
日帰り温泉は、大人300円と言うリーズナブルなお値段。
この源泉ドバドバのヌルヌル温泉を独泉するのも夢ではありません。
見ての通りのレトロなお宿です。
と言うと聞こえがいいかもしれませんが、寂れたお宿です(失礼な表現かもですが) でもね、おじいちゃんとおばあちゃんが優しくお出迎えしてくださいますよ。故郷へ帰った時のようなあたたかさを感じれます。
この素晴らしいお宿を残したいのです。
是非とも訪れてヌルヌル顔を味わってくださいね。
住所:和歌山県東牟婁郡太地町夏山3830
電話:0735-52-0409
泉質:単純硫黄泉
日帰り温泉料金:300円
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