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海外大学ってそんなに遠いの?

書こう書こう、何を書こう、どこから自分のこと紹介し始めたらいいのだろう。そう模索して何日も経ってしまった、私です。

それでね、ひょんなことから、自分より学年が一年下の世代は皆、どこの大学に行ったのか気になって、母校のサイト見たら、大学等合格実績が公開されていた。だから今日はそのことを話そうかな、!

まずは、後輩の皆、大学進学、おめでとうございます。and 入学早々、こんなことになってしまって人生、思い通りにならないよね、なんだけど。

サイトを一通り見て、疑問を感じたのは進路報告の動画が作成されていたのだけれど、そこで強調していたのは医学部に何名受かったか。

医学部に受かることは並大抵のことじゃない。他の学部よりも圧倒的に勉強しなくてはならないし、浪人覚悟で臨むような学部だ。

だから、そんな医学部に入って医者にならない人はそうそういない。

そう、医学部に入る=医者になれると考えられるわけ。勿論、国家試験も研修医期間も苦労ばかりがつきまとうだろうけれど。でも医者になるとはそのくらい名誉なことらしい、この世界では。

学校は「将来、お医者様になる卵が、我が校から今年だけで○名、出たんです!」とでも言いたいのだろう。

日本人って目に見えるものにやっぱり縋りたいんだろうか。

でも面白いのが、私の学校は英語にとことん力を入れている学校なのだ。

小中高一貫校で、私は小学1年性の頃から日本語の国語以外を英語で授業して来た。全教師の50%は外国人だし、テストも全校集会の言葉も、学校通信もちゃんと英語で書いてある、そんな学校だった。

なのに、合格実績は、国立大、公立大、私立大、そして海外大の順に名前がズラーっと並べてある。

海外大を最後に置くってことは、重要視していないということ。

海外大に進学するのは、お金がかかると思われやすいし、ブランド力だって、ピンから切りまである。保護者ウケもしないし、パッとしないのよね。

国内の有名大学や医学部のことを推す方が学校を経営する上ではいいのかもしれない。

(いつか、誰かが、ハーバード大にでも合格したら取り上げてくれるのかな、ブランド力に頼って。)

でも、私は声を大にして言いたい。英語力を武器にして、国内の有名な大学に入ることがそんなに誇らしいのか。12年間、手塩にかけて育てた生徒を日本語だけで通じてしまうこの国に送り出すことで満足できているのかと。

日本は島国だからか、価値観も、社会の仕組みも、情報も、古いものばかり。

高校生の頃からなりたい職業が決まっていて、それに突き進んで医学部に合格することはそんなに凄いことなのか。折角、他の学校とは違う学び方をして来たのに結局、国内の大学に進学をするのはそんなに価値のあることなのだろうか。

若者に海外へ挑戦する勇気はないのだろうか。

私は、学校からしたら異端な道、海外大学に進学することを選んだ。去年9月に入学して、志半ばコロナさんのせいで一旦、日本に帰国はしたものの、半年足らずでも学ぶことは幾千とあった。

そりゃ、お医者様になれる医学部生と違って何になれるか分からないし、国内大学生と違って、就職活動の仕方も変わってくるだろうし、ブランド力皆無の海外大学生をやっとってくれるのか分からない。

また改めて大学生活について書く日は来ると思うが、アメリカでの経験は何もかもが新鮮で、ちゃんと自分の人生を自分で歩いていた。

自分の足で立つ、自分の頭で何が最善策なのか選別する、自分の目で世界を見る。お金と勇気さえあれば、英語力が元々備わっている母校の生徒たちには向いている気がするのに。

もっと世界と真っ向から勝負しに行けばいいのに。

とっても大きな独り言でした。長く書きすぎましたね。(苦笑)

でも...。

もし、あなたに7歳から培って来た英語力があったら、世界のどこで、何を学びたいですか。

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