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【読書の思い出】読書の原体験

毎日noteを更新したいけれど、毎日書くことって本当にない。
だから毎日noteを更新されている方を、本当に尊敬する。
私も毎日noteを更新してみたいなあと思う。
でも、基本的に私はできないことを無理して、しないので、
「できたらいいな毎日note」ぐらいで行きたい。

で、毎日noteを更新するために、過去に読んだ本なんかの感想を入れていこうと
思う。

でも、今日は「読書の原体験」

私は小さい頃は漫画ばっかりで本を読む子どもじゃなかった。
でも、幼い頃の私の中に
菊池寛の「父帰る」や三浦綾子の「氷点」、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、
栗良平の「いっぱいのかけそば」や森鴎外の「山椒大夫」などが在る。

それらは、本を読むことが好きだった父が自分が読んだ本を右から左へ
幼い私に、寝る前の読み聞かせのようにして、語ってくれたのだ。

父の言葉を通しての、それらはきっと、脚色もあれば割愛もされているだろう。

けれど、私は読んでいないそれらのあらすじも情景も今でも思い浮かべることができる。

幼い私にそんな文学小説を読み聞かせるなんて…と今思うとおかしくも思うが、
寝る前のその時間、すごく楽しかったことを覚えている。
枕元に今読んでいる父の本があり、
読み聞かせるのではなく、父の語りで繰り広げられる物語。

集中して聞いていたら、数秒フリーズした父が
「待って、忘れた。なんやっけ?」と枕元の本に手を伸ばす。
そんなことも含めて私の心に残っている。

「氷点」を語りながら、涙ぐんでしまう父。
「父帰る」で身振り手振りを交えて語ってくれたこと。
「蜘蛛の糸」で足で蹴落とすアクションがついていたこと。
それら全てが私の中の原体験として残っている。

残念ながらすぐに「自分でも読んでみようか」となったわけでもなかったけれど、
今の私の読書が好き、は
あの幼い頃の記憶があるからかな、と思う。

幼い頃から思い返しながら、
この春は、毎日noteにチャレンジしてみたい。

#この春やりたいこと

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