記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【ドラマ感想】悪霊狩猟団カウンターズ

イ・ミンホを続けて観ようかなと思いましたが、
皇帝の余韻から抜け出せず、
全然毛色の違う方向へ…(笑)

「SKYキャッスル」で上品で優しいスンヘをお父さんから必死で守ろうとしている双子のうち一人を演じていた、チョ・ビョンギュ。
菅田将暉に似て、いい感じだなあと思っていたら、
みんな思うことは同じようで、チョ・ビョンギュって検索したら
「菅田将暉に似てる」って出て来た…

あらすじ

チョ・ビョンギュ演じるソ・ムンは幼い頃の交通事故で、足に後遺症が残る高校生。事故で両親を亡くすも、優しい祖父母に育てられ、まっすぐで正義感溢れ心優しく育った。
ある日、ソ・ムンの体に何かが入り、特別な力を得る。
それは、悪人に寄生し、人を殺害してその魂を食べてしまう悪霊を退治するカウンターという存在に与えられる力。
ソ・ムンは仲間を得て、カウンターとして悪霊に立ち向かう。
昼は麵屋で働き、悪霊を見つけたら、退治しに走るカウンターズ。
そして、両親の事故に隠れる秘密、さらに自分の住む町に潜む悪事と立ち向かっていくことになる…。

感想(好きなシーン含む)

王道中の王道のヒーロー漫画ストーリーで痛快感間違いない。
どうもWEB漫画が原作だそう。
足に不自由のあった少年が特別な力を得て、ヒーローになる。
悪と戦うごとに力を得て、巨大な悪に仲間と共に立ち向かう。
あり得ないストーリーも、よくよく作りこまれていて全然安っぽくないし、
私にとっては韓国という非日常感もあるから、すんなり受け入れられる。
また、一話一話がよく出来ている。
最終的なラスボスとの戦いまでに、複雑に事件も絡ませてあって、
見どころもある。
更に、人と人とのかかわりに泣けるシーンが満載。
ソ・ムンの小さい頃からの友達は、優しく、
自分がいじめられているのをソ・ムンが見つけて
「何で言わなかったんだ」と詰ったら、
「殴られるのも怖い。蹴られるのも怖い。
でも、お前がやられることを思うのが一番怖い…」と
泣く。
そんな友人二人に囲まれて、両親の死を乗り越えてきたソ・ムン。
友人二人はまた、ソ・ムンが足が治ったことを心の底から喜んでくれる。
「足が治ったら一緒にやりたいことが沢山あったんだ…」という
台詞には泣いちゃう。
おばあちゃんが娘を失ったショックで認知症になってしまったけれど、
それに優しく対応するソ・ムンの心根に泣いてしまうし、
おばあちゃんの調子がいい時を選んで足が治ったことを見せるシーンもまた
心温まる。
ラストでの両親との再会シーンは
涙が止まらない。
死んで無念さの残る両親が、目の前の成長した息子にすぐには気が付かない。
ショックを受ける両親に自分では言い出せないソ・ムン。
しかし、母親が去り際にはたと気が付く。
自分の息子に違いない…と。
立派に育ったと言いながらも、
一人にしてしまったことに申し訳なさを募らせる母。
そしてソ・ムンは伝えたかったことを伝える。
事故のあった日、自分が無理を言って両親に迎えに来てと
頼んでしまったこと。
いつも仕事で忙しく、祖父母の家に預けられることが嫌で、
宿題を家に忘れたと嘘をついてしまった、と告白するシーンは胸が痛む。
両親の気を引こうと必死な子の気持ちを思うと痛んで痛んで苦しいほど。

まとめ

アクションもの・漫画が好きな人はぜひ見てほしい。
アメリカンヒーローコミックものは苦手な私だけれど、
漫画は好きだから、これはかなりツボだった。
アメリカンヒーローに詳しくないから分からないけれど、
何が違うんだろう?
人情ものっぽいところかな?
ストーリー?
力を得たら、パーマかかっちゃうとかそういう細かいネタ?
ジャージを着て戦うシュールさ?
色々ツボでした。

よろしければサポートお願いします!サポートいただいたお金は、新刊購入に当てたいと思います。それでまたこちらに感想を書きたいです。よろしくお願いします。