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【読書日記】お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!

「お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!」のじまなみ

かなりショッキングな題名で、おおっぴらに読むことができず…表紙を隠しながら読む。
去年だったか…息子が昆虫の繁殖に夢中になって、人間の繁殖についてもやたらと質問してくるため、本書を読もうと思い、図書館で予約したものが今頃届く。

息子の質問の嵐は過ぎ去ってしまった。

この題の通りなんですよね。
本当に。学校で性教育が行われてる様子は全くない。
きっと学校でそろそろ教えてくれるだろう、と期待していたのに、
そんな様子はなく、
息子から「人間はどうやって交尾するのか?」と毎日のように聞かれ辟易していた私。

理科の授業で「仕組み」としては理解し、昆虫(クワガタ)を森に返すために繁殖させていた息子は、「人間は一体どうなっているのか?」と興味を持ったらしい。

固まる母親から、何か聞いてはいけないような空気を察しつつ、二度三度聞いてくるので、仕方なく

「人間も虫と一緒だよ」

と答えたら、若干衝撃を受けた様子で、

「え…上に乗るの…?」

と言われた。え、聞きたかったのはそこ?

結局それ以上聞いてくることがなくなった。
そして、今これを読み、私は機会を失ってしまったのかなあと思う。

けれども、本書を読んでやはり大切なことだなあと思うし、本書の通りに行動できる自信はないが、親としての認識を改める必要性は感じた。

相手に不快な思いをさせない男子にすることも一つ。
娘を守るということも一つ。

私自身、思い返してみても親から性教育なんて受けていない。
高校生になって彼氏ができた時に、
雑誌の避妊のページを母親から突きつけられただけだ。

お母さん…不十分です。

夫と結婚して、夫の大人なくせに「何、その中学生みたいな知識レベル」と、驚くこと多数なので、決して夫に任せられることではない、と思う。

本書を読んで、やはり母親がきちんと学習しなければいけないなと痛感した。

息子はもうタイムリミットが迫ってきている。
まだ親として勉強途中なのに追いつけるだろうか。

本書では、3歳から水着ゾーンを教え、性教育を始めることが大切だと書かれている。

私、水着ゾーンというものも最近知りました。
娘にはやはり同性である分いいやすい。
けれど、上が男の子なんだから仕方ない。
言いにくいことも越えていかなきゃならないんだな。

お母さん、がんばれ!と励ましてくれる本書。

がんばります。

とりあえず、魔法の言葉を覚えました。

突然の質問に狼狽えたら


「いい質問だね!」

ドキッとしたら、一度深呼吸をしてこう答えましょう。
なぜこれが魔法の言葉なのか?理由は3つあります。
1つ目は、「お母さんのドキッとした表情を隠せる」ため
2つ目は「子どもたちに受け入れてもらったと感じる」ため
3つ目は「なんでそう思ったかそこにフォーカスできる」ため

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