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【ドラマ感想】サイコだけど大丈夫

「愛の不時着」によって再燃した韓国ドラマ熱。
「梨泰院クラス」を経て、「サイコだけど大丈夫」をこの度観終わる。

私は恋愛ドラマが大好きだ。

よって「愛の不時着」はどっぷりハマった。

「サイコだけど大丈夫」。
ホラー?サスペンス?え?血みどろ?暴力的…
若干引き気味で最初は、入り込めず。
でも、回が進むごとに、やはり韓国ドラマの引き込みが凄い。

何が凄いか。

・ストーリー展開が丁寧。
・キャラクター描写が丁寧。

よって、主人公に感情移入がしやすくなる。

ストーリーは、

精神科に勤める保護士のムン・ガンテには、自閉症の兄がいる。
兄にはあるトラウマがあるので、蝶が舞う季節になると兄弟は引っ越しを余儀なくされる。
兄弟には頼れる人も家族もおらず、ただただ我慢をし続けるガンテ。
兄であるムン・サンテは童話作家コ・ムニョンの大ファン。
ガンテがコ・ムニョンと出会うことで、兄妹の物語は動き始める。

まず、コ・ムニョン役のソ・イェジが超絶美人
童話の中のお姫様そのもの。
また、衣装が次から次へと可愛い。お姫様
で、その美人の顔で悪態をつきまくり、暴力を振るいまくり、
突拍子もない行動を取りまくる。
ゆえに、スッキリ爽快。

次にムン・ガンテ役のキム・スヒョン。
自閉症の兄を抱え、一人でいろんなことを背負い込みすぎて
悲壮感が漂う美しい青年。
あんまり好みでない為、始め入り込めなかったことはさておき、
コ・ムニョンに惹かれて徐々に自分を出し始める姿に、
キュンキュン母性をくすぐられる。

兄であるサンテは自閉症なんだけれど、
その感情の推移も丁寧に描かれていて、その兄弟の描写が
また泣かせる。
一つ一つのエピソードの織り込み方、
キャラクターの描き方、
風景の取り込み方がうまいなあと思う。

日本のドラマって、正直言ってあまり地方が舞台になることが少ない。
「サイコだけど大丈夫」の舞台となるソンジン市が実在するのかどうか分からないけれど、海辺でソウルから離れていて、田舎で、何もないけれどすごく魅力的に見える。
こういう風に思うことは過去にもあって、古いドラマだけど「夏の香り」の茶畑が出てくるシーンは凄く好きだった。
おそらく誰にでもある「原風景」というものを
よく分かってるんじゃないだろうか。
アニメでは「原風景」について描写が出てくるけれど、
ドラマではあまりお見かけしないのが日本。(私的に)

あと、ムニョンが住んでいる山奥のお屋敷。
韓国ドラマに出てくる「お金持ちの家」のバリエーションが豊富!
山奥の「お城」をイメージしたそのお屋敷は、まさに世界観がそのもの出来上がっており、制作者の心意気を感じる。よくこんなお屋敷見つけたなと思ったら、どうやらCGのようで、それもまた心意気。
日本ドラマは残念ながら使いまわしが多いように感じる。このお屋敷、前にも見たな、とよく思う。
こういうお屋敷じゃなくて現代的なお金持ちの家も、ハイセンスでバリエーション豊富だと、いつ見ても感心する。

ストーリー自体も面白かったし、
韓国ドラマの力をまざまざと見せつけられたなと思った作品でした。
次は何にハマれるだろうか。

暫くは本に戻ろう。


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