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【覚書】ちびまる子ちゃん

最近、娘がNetFlixでずーっと「ちびまる子ちゃん」を観ている。
大体平日は夕方、宿題が終わってから夕飯までずーっとテレビに齧り付いている彼女。
友達と遊ぶ日があっても、朝もしくは夕方少しはテレビを見る時間が欲しいようだ。

彼女のNetflixの見方は忙しなくて、大体1時間半から2時間ぐらいの間に2〜3本のアニメをザッピングしながら観ている。
ザッピングという言い方が正しいのか分からないけれど、
早送りしながら観たり、途中で巻き戻したり、気に入ったシーンを繰り返し観たり、あっちのアニメを観たり
こっちのアニメを観たり…一緒に息子が観ていたら怒っている。(そりゃそうだ)

頭にストーリーが入っているのか謎だが、
最近「ちびまる子ちゃん」が気に入っているようで、その2〜3本のラインナップに必ず入っている。

私は幼い頃、りぼんっ子だったが、
いわゆる「ギャグ漫画」の「ちびまる子ちゃん」は次のりぼんが発売されるまでの1ヶ月の間、読むのは最後の方だった。
「まるちゃん」の良さがわかったのは大人になってから。

素朴な絵の可愛さも、子どもながらのやりとりの楽しさも、大人になってから知った。

だから、今、娘が「ちびまる子ちゃん」にハマっているのを見ると、

「こいつ、センスいいな…」

と思う。笑

最近「ウララーウララー」とまるちゃんのように歌っている。
実に陽気。

お兄ちゃんは真面目というか神経質そうな、気難しそうなところのある反面、
妹の方は繊細ではあるものの、総じて明るい。

兄妹喧嘩も親子喧嘩も空気を読むのが早く、引く場面はさっと引く。
いつまでも自分の主張を曲げない兄とは対照的。

これに「まるちゃん」の笑いのセンスが加わったら最強だな…と
母は夕飯の用意をしながら、
見守っている。

お兄ちゃんの塾優先だったりで
なかなか習い事も新しく始められない状況であるものの、
それでも本人に意思確認すると、下手をすりゃ必ず「しない」選択をする娘。

家が好きなのだ。

が、しかし…子どもの可能性を見つけなくていいのか、と思うこともある。

けれど、子どもの可能性を見つけるために、息子にはあれこれ習い事をさせてみたものの、いまいち響かず何も今のところ継続していない。

湯水のようにお金が湧いて、兄妹両方に好きなだけ習い事をさせられるわけでもない。

そして、もしかしたらテレビ好きが高じて、将来映像制作の道に進むことだって考えられる…

と、ズボラな私は楽観的に考える。

やりたいことを見つける難しさは、私自身痛感しているし、
その大切さも痛感している。

やりたいことを見つけた時に、やりたいことができる土台作りはしておいてあげたいなあとぼんやり考える、今日このごろ。

私だってそれなりに子育てに対する葛藤はある。
でも、陽気にテレビを観ている娘の姿を見ていると、
いつも「まあ、いっか」に行き着く。

それが「ちびまる子ちゃん」を観ているからなおさらかもしれない。




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