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おひとりさまが退職金でお歌を作ってもらった話😁その2

皆さま、おはこんばんちは😁
すっかり梅雨の気候にやられてしまい、お年頃のせいか今年初めて気象病を自覚してしまったおひとりさまの南野紀美ですm(__)m

いきなり余談ですがテレビでやってた健康番組によりますと、内耳に気圧を感じるセンサーが備わっていて、何らかの原因でセンサー感度が上がりすぎると、普通なら感じないほどの変化でも過剰に反応してしまい、自律神経の乱れて頭痛や腰痛や関節痛、倦怠感・めまい・耳鳴りなどの症状をひきおこしてしまうのだそう。

今年の私は、気圧が下がるときも、上がるときも、どっちも頭が痛くなります。そしてその度痛む場所が違います。今までこんなことなかったのに、これも年のせいなのかなんなのかそうなのか(笑)

治療法としてはツボ押しや漢方・マッサージなどと相性が良いそうですが、強すぎたりやりすぎるとかえって刺激になるので注意が必要……とのこと。
様子を見つつ、気にしすぎず、ゆるっと対策していこうと思う今日このごろです。

うん。前置きが長い(笑)

ではでは、前回のお話はコチラ↓↓↓

自分にとって大切で大好きなものたちを頼りに、自分にとって大切な安心・安全な場所で、『かくれペットロス』をきっかけに自分と向き合う取り組みを回想したところで、MusicPlanetの広告に出会ったわけなのですが、長いついでに回想がまだ続きます。

……というのも、『かくれペットロス』の自覚と対策が私の人生の底ではなかったからなのです。
いえ、この向き合いがあったからこそ、次の底(というか谷というか落とし穴というか)からも這い上がれたというか、なんとかなったというか……。

・ 🌼 ・ 🌼 ・


それは最初、天災という形でやってきました。
「ちわー、大阪北部地震です~。ちょっと人生揺さぶりにきました~」
なぜだか私の中でたった今、サザエさんに出てくる三河屋のさぶちゃんの形で擬人化されたんですけど。
なんでしょうこれ。
地震については何度も思い起こしてますが、初めての事態です。
なるべく思い浮かぶものはそのままリリースしたいと思って書き始めたシリーズなので、戸惑いつつこのまま書き続けます。
ふざけているわけでは決してないのですが、不謹慎だと思われる方がいらっしゃいましたら、どうぞご容赦のうえ、そっとバックボタンでお戻り下さいますと幸いですm(__)m


さて、例によって『あれっていつだったっけ問題』がやって参りましたので、またまた過去記事をひっぱって参りました。

大阪北部地震。2018年6月18日7時58分ごろ発生……。
もう5年も経つのですね。

そして第二陣、こちらも天災。
「ちわー、関空台風です~。ご不足分お届けにあがりました~」
私の中の通称『関空台風』さんは、正式名称『平成30年台風第21号』。アレです。タンカーが連絡橋にぶつかったり色々大変だった台風さん。
2018年9月4日日本上陸とのこと。

第三陣、これは……人災になるのか二次災害というのか……。
「ちわー、大家です~。修繕難しいんで立ち退いてくださーい」
三河屋さんがツケを清算しにきたみたいな感じですけども。
実際には、大家さんからのお手紙がそっと、直接ポストに入れられていました。
『お知らせ』という名の立ち退き通知、でした。

両親と初代わんこ『さんた』、二代目わんこ『ジョイ』とともに、私が幼稚園に上がる前から住んでいた借家です。
引っ越した時点でけっこうな築年数だったところにかれこれ40年近く住んでたわけですから、まあ数年~十数年後くらいには何かしらあるかも……と思ってはいたのです。
うっすらとは。

でも、それがこんなに早くなるなんて!

たぶん大阪北部地震だけだったら大家さんも修繕してくれたと思うんですよね。『応急危険度判定』されてなくて赤札はもちろん何色の札も貼られてなかったですし、あの頃は職人さんも資材も不足していたので、着手までに時間がかかってしまったけれど、台風のほんの少し前に修繕のための足場が組まれたばかりでしたし。

でも関空台風さんがした覚えもない追加注文で混ぜっかえして行ってくれたおかげで、大家さんの心もポッキリ折れちゃったんでしょうか。
損益分岐点が折り合わないところまで狂っちゃったんでしょうか。

いえ、単に私の願望というかたられば思考がそう思いたいだけで、やっぱり地震だけでもあの年起点で立ち退き必須だったのかしら……。

曰く、築年数経過による老朽化、地震・台風の被害で安全な住居の提供ができないため、大変心苦しいができるだけ早急に退去してほしい。ついては、第三者に今後の交渉全部委任するんでよろしくね~。

ぶっちゃけて言いますと、何の法的拘束力もない本当の『お知らせ』でした。

そもそも法律的には天災で被害のあった借家の復旧義務は、貸主である大家さんの責任においてなされるべきものです。
また、借地借家法では貸主側からの契約解除の申し出は、少なくとも契約期間満了の半年前までになされなくてはなりません。
また、6ヶ月猶予においての解約に関しても、申し入れには『社会通念上正当な理由』が必要であり、 いわゆる『正当事由』なくして解約は出来ないとされています。

日本では本当に余程のことがない限り、貸し主より借り主の権利を守ってくれているのだそうで、もし「立ち退きだ~!」と言われても慌てないで下さいね。
『法テラス』など、無料で法律相談や情報提供をしてくれる機関もあります。


ええ、『お知らせ』を頂いた直後から理論武装しましたとも。
まさに渦中のころ、下記のような記事が各紙で散見されていましたし……。


その後、第三者であるところの立ち退き専門不動産業者さんがご挨拶に見えられ、できるだけ年内で退去してほしいことやいくばくかの立ち退き料のついてもお話しがありました。
『お知らせ』が入っていたのが9月半ば。
ご挨拶が9月末。
(これの日付はさっき確認した資料写真の撮影日です。たぶん大きくズレてはいないはず……)

えーーー………………。
3ヶ月?
お金の問題ちゃうんやけどな~~~。


🌼 ・ 🌼 ・ 🌼


……いえ、お金の問題も当然ながらあったのですが、それ以前にその頃、母は統合失調症の慢性期にありつつ陽性症状と陰性症状を呈していて、父はアルコール依存症とそれに伴う脳萎縮で軽度認知障害(MCI)の様相。(この当時お医者様の診察を受けたわけではありませんが)
つまりは、ふたりともに正常な判断ができる状態ではなかったというわけで。

また両親は、永年大家と店子として家賃の滞納もせず良好な関係を築いていたと思っていた大家さんが、何の挨拶もなしに『お知らせ』一枚で立ち退きを切り出してきたことに、すっかり感情を害してしまっていて……。

当然ながら当事者同士で話し合わないのはこうした場合のセオリーなので、大家さんの選択はある意味正しいとも言えます。

大家さんも『おや?』と思われることはあったかも知れませんが、うちの両親がこういう状況だとご存知ではなかったでしょうし、ご存知だったとしても二戸一住宅という性質上、うちだけが立ち退きを言い渡されないということもなかったでしょうし……。

法律的に保護されるべき借り主の立場で、しかも天災後のこと。こちらも弁護士さんをたてることもできましたが、実際に次に『大きいの』がきたらアウト、という家の状況を考えると、そこまでして立ち退きを拒み住み続けることも得策ではなく……さりとて、永年住み続けて愛着もある家を離れるに離れがたく、実際問題永年住み続けたゆえに相場より安い賃料だったため、近隣で同等の間取りの引っ越し先では賃料爆上がりで立ち退き料をもらったってどうにもこうにも……という3すくみ状態。

私は私で前職恒例秋から始まる残業マラソンの只中で。

なんで!
よりにもよって!!
今 な ん !!!

と思いつつ、ことに当たっていた次第。

実を言うと私はこの件を兄には知らせずにいようと思っていました。
3人でほどほどに住める良い引っ越し先を見つけてから、諸々まとめて報告しようと思っていたのです。
どうせ先々に引っ越さなければいけないのなら、今頑張るしかないか……と。

両親は頑なに立ち退きに反対しつつ、でも心配かけたくないし兄には伝えないと言っていたのに、気が変わったのかその事を忘れたのか、割と初期の段階で母が電話で一部始終話をしてしまい兄を召喚、家族会議が持たれることになったのでした。

両親は兄は自分達の味方をしてくれると思っていたかも知れませんが、実際兄は立ち退き賛成派で、私の味方でしたが……ふたりがかりで説得しても、ふたりとも首を縦には振らず。

兄にも仕事があるので休日のみ。自分の家庭のこともあるので毎週は無理。でもできる限りの時間を割いてこちらに帰ってきて両親の説得にあたってくれました。

私も調子の良い時を見計らっては両親に、時には母のみ、父のみ、時にはふたりまとめて話をしましたが、膠着どころか、本当にお話にもならないことも……。

ふたりとも、この問題を直視しなければ、なかったことになるとでも思っているかのような態度。

どうにかこうにか頷いてくれたかと思って、物件探しをして資料を見せたら、また立ち退きの是非から話が始まって、先に進むどころかマイナスからやりなおし。

徒労。

まさにその一言に尽きる状況でした。


・ 🌼 ・ 🌼 ・



たとえば、空の桶がふたつあったら、まず一方に水を満たさせる。満たした方の水桶から空の桶へ水を移させて、移ることで空になった桶に、満たした方の水桶から水を移す。以下くりかえし。
たとえば、ひたすら穴を掘り、掘った土で山を作る。作った山で掘った穴を埋め、埋まったらまた山を作る。以下くりかえし。
俗に『穴堀り拷問』と言われる類いのもので、中世ヨーロッパあたりの刑罰だったとか。……しらんけど。

「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ」

byドストエフスキー『死の家の記録』


私もまさにそんな心境で。

人生どんづまり感満載で。

私がこんなに頑張っているのに、どうして父は朝から晩まで起きてる間はずうぅぅぅっと呑んでいるんだろう。
私がこんなに頑張っているのに、どうして母は居もしない人としゃべっているんだろう。
私がこんなに頑張っているのに、どうしてふたりとも、ちゃんと話を聞いてくれないんだろう。

話し合いが高確率でケンカになったりする中、怒りと悲しみが交互にやってきてはお互いを増幅しあってみたり。

むしろどうして私は元気なのかと自分の健康さを恨んでみたり、明日会社に行ったら『倒産しました』って貼り紙貼ってないかな~と妄想してみたり。

心配して下さる方に「飲み会と一緒で、最後までシラフの人が貧乏くじ引くようなもんですよ~」なんて笑ってみせたり。

『かくれペットロス』の時より自覚があった分、精神的にしんどくて、苦しくて、しんどくて。
『かくれペットロス』の時より自覚があったけど、追い詰められてた分ケアで回復するより負担の方が大きくて、就職してからほぼ一定だった体重が1サイズ分くらい軽くなっちゃったりしました。

私、ストレスで食べられなくなっちゃうタイプなのです……。

そんなこんなで人生の底にいた私に、この後一条の光が差し込むことになるのですが、長くなってきたので今日はこのへんで……。

……って、次回にも回想を引きずるつもりなのか私。
もしそれでもよろしいとおっしゃるご奇特な方がいらっしゃいましたら、更新不定期ですが次回もお立ち寄り頂けましたら幸いですm(__)m

『MusicPlanet』という名前が出てこないままに、お歌の宣伝とともに『その3』につづく😁


『Always on your insides, and...』
アーティスト名:南野紀美
作詞:南の木
作曲:サメニック様
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