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元アラフォーOLによるお仕事の話😁

みなさま、おはこんばんちは😁
元アラフォーOLの南野紀美です。

前回名乗りについて寂しいだの空しいだのアレコレ悩んだ話を投稿しておいて、なにゆえ『元アラフォーOL』をキャッチに持ってきたかというと、4月の特集に乗っかりたいがためでございますよ。

#仕事について話そう

コレです。

新入社員の方々はもちろん、昨年25年勤めた会社を辞めて、今は次の生業について模索中の私にとってもタイムリーなお題だからです。
そして、仕事について語るならば『元アラフォーOL』が今の私にはしっくりくる名乗りなんですよね。

他の候補としては『開業暗中模索』とか『再就職検討中』とか『失業給付受給中』とか……?
なんでしょうね、この重々しさったら。
私の腰の重さを反映してのことでしょうか。
いえ、きっと漢字率100%のしわざ(笑)
あ……でも愚痴多めになりそうなので、暗い話題NGの方は、さくっとバックでよろしくお願い申し上げます。

閑話休題。

さて、元アラフォーOLの私が自分のお仕事履歴を振り返りつつ考える『私にとってのお仕事』とは。


【初めてのお仕事:高校生1年生~3年生/クレープ屋さんバイト】
業務内容は接客(電話なし)&会計&調理&片付け。

こちらはデパ地下のテナントで、お店でのOJTの他に百貨店の入店研修や定期研修などがあって、初めてのお仕事としては望むべくもない好条件だったのではないでしょうか。人間関係も良かったです。
時給いくらだったか忘れましたが、クレープ作りを通じて食品衛生のイロハを教えてもらったり、試食や賄いがあったり、余ったクレープは持ち帰って良かったのも幸せでした。

〈まとめ〉
・楽しい
・おいしい
・立ち仕事
・お小遣い廃止→働いて得たお金は全額自分のもの(授業料&教科書代親持ち)
・初めての自分名義口座(ゆうちょ)を作成

【ふたつめのお仕事:短大のときのバイト/チェーンお弁当屋さんバイト】
業務内容は接客(電話あり)&会計&調理&片付け。

大学受験のためクレープ屋さんを辞めたので、短大からは新しいバイトへ。
前回で味を占めて、飲食店一択でバイト探しをしました。
こちらも賄いがあって人間関係が良くて、内向きではとても働きやすい職場でしたが、クセの強いお客さんがいたり、初のクレーム(というかあれはひどい言いがかりだったと今でも思ってますが)電話に出くわしてお客さんを怒らせてしまったりした記憶が……。

〈まとめ〉
・楽しい
・おいしい
・立ち仕事
・高校時代にひきつづき働いて得たお金は全額自分のもの(授業料親持ち&教科書代自分持ち)
・初めての自分名義の銀行口座を開設

【みっつめのお仕事:新卒~25年間/出版社の営業事務正社員】
業務内容は代表電話の応対&PC仕事メインの営業事務全般&来客対応&クレーム対応&物販etc.

就職氷河期で3月末まで就職先が決まらず、お弁当屋さんで気を落とさず4月からも引き続きシフト入ってね~、と言われていた土壇場で奇跡の4月1日入社。
あの時は奇跡が起きたと思いました。本当に。

中小企業だったので業務内容の境界が曖昧で、パソコン仕事から現場での物販までいろいろやりました。
コレなんで経理の仕事じゃないん? とか、編集のんやんねコレ……とか。校正作業とかは楽しかったですが。
長く働く間に会社の状況が悪くなって、人手不足からの業務量増加&慢性化と上層部の無理解に堪えきれず退社しましたが、内向きの人間関係は良いのが救いでした。
……だからこそ25年続けられたとも、25年も続けてしまったとも言えますね。

〈まとめ(前期)〉
・楽しい
・誇らしい
・事務仕事(基本チームプレー)
・生活や楽しみや車の維持や犬を養うお金を得るために必要なもの
・普通に有給取得
・繁忙期のみ残業あり
・給与から月々定額を家に納める(残りは自分のもの)
・ふたつめの銀行口座(貯蓄用)を開設

〈まとめ(後期)〉
・しんどい
・事務仕事(基本個人プレー)
・肩書き&役職手当のない実質現場リーダー
・生活や楽しみや車の維持や犬を養うお金を得るために我慢するもの
・有給なにそれ美味しいの?
・毎日残業&繁忙期に長時間残業
・立ち退き前:家にいるよりマシだから出社(給与から月々定額を家に納める&残りは自分のもの)
・立ち退き後:ひとり暮らしのために頑張る(働いて得たお金は全額自分のもの)

……何はともあれ〈まとめ(後期)〉がひどい(笑)。
新社会人の皆さん、これは限りなくブラックなグレー企業の例です。というか入社早々こんな状態だったらその会社は間違いなく真っ黒極黒企業なので、正常な判断力が残っているうちに、しっかりした社外の大人に相談して辞める算段をしてくださいませm(__)m



こうして書くと、なんてシンプルなんでしょう。
3社しかやってなかったのか~。
職種でいうとふたつしかないやんか~。
まあ中小企業の事務なんて、何でも屋みたいなものですけれども。
お茶出し&コピーは当たり前。社内システムの管理からダイレクトメールの封入作業まで、まあいろいろやりました。
代表電話の対応も一時期は人数以上の回線の対応をしなくちゃで、他の仕事をする時間をゴリゴリ喰われたり……。
いろいろなことができるのは、マンネリ解消にもなって楽しかったですけど、業務量が増えるとイライラの元でしたねえ……。

入社したその日、当時の上司に「いろいろ大変やと思うけど、とりあえず3年頑張ってみてね」と言われたはずが、何の因果か25年。……ひょっとしたら自業自得で25年。


ところで、この落差でなぜ〈まとめ(中期)〉がないのかというと、私がそもそも時系列の記憶に乏しいタイプで中期の記憶が曖昧だからです。
じわじわと会社の業績が悪化し、欠員が補充されないままじわじわと業務量が増え……今にして思うと、この頃の私はまさに『ゆでガエル』だったなあと思います。

ただ中期も後半では何度も何度も辞めたいと思っては思い直して頑張ろう、というモチベーションのゆらぎが始まったように思います。
私が辞めようと思ったタイミングで他の人が辞めちゃったり異動になったり出向になったり、家庭の状況が悪化してきて他のことを考える余裕がなかったり……。経済的なことや自分が辞めた後に残る人の事を考えすぎて動けなくなったり。

後期ではモチベーションは上がらないまま、ずーっと辞めたいと思いながら仕事を続けてきました。
『ゆでガエル』が覚醒するお話は『アラフォーOLがアラフォーOLではなくなった話😁』にもつながるものがある気がしますが、長くなるので別の機会に譲るとして『私にとってのお仕事』のテーマに戻りますよ~。


式にして整理してみましょう。
【仕事=お金】の式はひとつめのお仕事から変わらないところです。
お金があれば……
・やりたいことができる
・欲しいものが買える
・行きたいところに行ける

なので【仕事=お金=楽しい】の式が成立していました。
学生時代はバイトなのである程度の縛りはあるものの、自分の好きな日に好きな時間だけ働いて収入を得るスタイルで、この頃は幸せだったなあ……と遠い目になってしまいます。

正社員時代も【仕事=お金】の式は変わりませんでした。一部を家に納める必要はあったものの、可処分所得も学生時代よりも増え、代わりに自由な時間は格段に減りました。
そして、【仕事=責任】という式が加わりました。
業務内容というよりも、バイトと正社員、立場の違いですね。
もちろんバイトにもパートにも責任はありますが、正社員のそれとは質が違っていたように思います。

正社員前期の頃は【仕事=責任=お金=楽しい】という感じ。
中期になると【仕事=責任≧お金+もやもや】で、後期は【仕事=我慢=責任(+本来私のじゃない責任)>>>お金+しんどい】。

一般的に言うワークライフバランスの悪さと、やりがい搾取……どころか、やりがいもないのに搾取されている状況を表そうとすると式でも後期がやっぱりひどいことに……。


ざくっとまとめてみて思うのは、私にとって仕事に必要なのはバランスだったんだなあということ。
当たり前のことなのかも知れませんが……。
賃金と労働のバランス。
賃金と責任のバランス。
賃金と生活のバランス。
それから、プライスレスな部分……職場の人間関係や労使&上司との信頼感に、やりがいやストレスのバランス。

たとえば、賃金が労働に見合ったものだったら。
たとえば、賃金が責任に見合ったものだったら。
たとえば、最繁忙期でも寝に帰るだけじゃなく、自分のための時間がもっとちゃんととれていたら。

……そうそう、お金だけじゃなく時間の話も大切です。
『ゆでガエル』は【時間=いのち】なのだということにも気づいてしまったのでした。(譲ると言いつつ戻ってきた『ゆでガエル』ネタ(笑))
ずっと知っていたし分かっていたつもりのことだったのに、そのことと仕事のことを結びつけて考えるのに、すごーく時間がかかてしまいましたが、これに気づいたとき仕事に関する式にぐっと重みが出てきました。

後期の式に【時間=いのち】を加味するとすると……【いのち=くうねるあそぶいたわるまなぶ時間+家事時間+(仕事の時間=我慢=(責任+本来私のじゃない責任))=(お金+しんどい)】。
働いた時間分賃金を頂いてるわけで(サービス残業もけっこうしたけど!)、不等号をイコールにせざるを得ない分、重みといっしょに嫌さが爆上がりですね。


いのちは有限です。
厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳。
時間も有限です。
あたりまえですが一日は24時間で、一年は365日か366日です。

日本人の平均睡眠時間は、7時間40分。(総務省統計局の平成28年社会生活基本調査)
日本人の平均通勤時間は、片道39.5分。往復1時間19分。(同上)
日本人の平均家事・育児・介護時間は、女性が208分で3時間28分、男性が44分。(同上)
……家事時間って性別はともかく(この落差ったら!)諸条件で変わると思うんですが、子供なし介護なし単身者の私の場合でざっくり&調整込みで2時間1分としてみましょう。

ざっと6年前のデータですし平均の是非やらもありますがここは単純に計算してしまうとして、24時間-7時間40分(睡眠)-1時間19分(通勤)-2時間1分(家事)=13時間。
残業なしフルタイムとして労働時間が8時間なら残りは5時間(このうち1時間が会社のお昼休み)。
5時間で食事をして、遊んで、自分を労って、学ぶ。
うん。これは普通にできそうな気がします。

で、残業が2時間だったらここが3時間になって。
4時間だったら1時間になるわけで。
帳尻が合わないときには睡眠時間を削るとか、家事を減らすとか休日にまとめるとか、遊んで労って学ぶ時間を削ることに……。

最繁忙期の私は帳尻合わせもできないくらいだったことを思うと、なんだか苦しく、悲しくなってきました

国民に勤労の義務や納税の義務があって、保護者が被保護者に教育を受けさせる義務があるというなら、雇用主は被雇用者にくうねるあそぶいたわるまなぶ時間をとらせる義務があると思うのです。
つまりは、『健康で文化的な最低限度の生活』ができるように被雇用者のワークライフバランスに配慮した経営・人材配置をする義務が。

私は、それをずーっと求めていたのになあ……と、またしても遠い目になってしまうのでした。
その責任を末端に転嫁していることに気づいて、上層部がちゃんと自覚して対策をとってくれていたら、たとえばそのフリだけでもしてくれていたなら、私はまだ『アラフォーOL』だったのかな?……なんて、考えてみるのでした。


そんな私が次の生業に求めるものは【いのち=(くうねるあそぶいたわるまなぶ時間+家事時間+(仕事の時間=責任=お金))=うれしいたのしいだいすき】
どんな職種の仕事をするにしても、雇用されるという働き方以外の仕事をするとしても、この式を成立させられることを目標にしたいと思っています。


長文におつきあいくださり、ありがとうございました。皆さまにとって、今日も明日も良い日でありますように。


かれこれ10日くらい前、とある公園で撮影した藤の木。
今ごろは満開かも知れませんね~☺️


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