※ 父が入院しました ~その1~ ※
GWもあと少しで終わり、というタイミングで父親が入院しました。明けの月曜日に診察予約を取っていたのですが、胸が痛くて呼吸が苦しい、予約日まで待てないとの事で救急車にお世話になることにしました。
こんな時、車はなくても自分に免許があればなあ……と思ってしまいます。とはいえ、年齢的に取得は難しいし現実的ではない、とも思うのです。
父親の主な症状は浮腫みとそこから来る痛み。浮腫んだ見た目は両手はグローブのようにパンパンになり、足首は象さんみたい。顔に至ってはまぶたで目が塞がり、頬も垂れ下がって人相が変わっていました。
自分は『浮腫みなので単純に腎臓が弱っている』のだと思っていました。
病院に着いて問診票書いて、指示された検査に車椅子の父親を自分が連れて行き検査台へのサポートして…。
父親には水頭症による認知症があるし耳が遠いので、理解出来るまで他人よりワンテンポ程かかるのですが、検査技師さんの説明に少ししてから頷いても、浮腫みのせいで動き辛そうでした。
『頑張れ~頑張れ~』と心の中で応援するしかない自分がもどかしいことこの上ありませんでした。
無事に検査の結果が出て、病状と入院後の対応について担当の先生から話を聞く頃には自分の心身がヘロヘロでした。
そしてその病名は【心不全】
………………え?…………死因ですか •́ω•̀)?
父は生きておりますが………?
ちょっと何言ってるかわかりません先生……目が点になるってこういうことを言うんだなあ。たぶん隣にいた母親も同じ顔をしていたと思います。
ちなみに心不全とは【心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気】と定義されているようです。全然知りませんでした。
そして先生は『入院するには中途半端やねんなあ』と言い放ちました。
なぬ!どういうことだ!患者本人が痛くて限界だと訴えているのに!……口には出さなかったけど、ちょっとムカついたよ。
とはいえ、無事に看護師さんが迎えに来て下さり、父親は病室に案内されて行きました。このご時世なので自分と母親は談話スペースでの待機となり、看護師さんから入院についての説明を受けて解散となりました。
入院予定は2週間から3週間。でも面会は出来ません。家族の誰にも会えず、知人の面会もない。つまり刺激が全然ない中で、父親の認知症が進まないことを祈るばかりなのでした。