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映画「30S」

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真田Pの映画「30S」
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#映画感想文

映画30S 「御手洗」とは

「楽しい記憶と結びついている人」  明るく振舞っていたけど、本当は苦労していた人。純粋で、明るい未来を信じていた人。勇気を出して打ち明けた話も、あまりに可哀想な内容に「嘘」と言われてしまう。いい加減に見えて、ずっと真剣に話していたんだろうな。タケルと蓮香の20才の頃の楽しい記憶は、「御手洗」と共に結びついている。  「御手洗」とは、日々の生活の中で忘れてしまっていた「大切でかけがえない時間」のことなのかもしれない。映画「30S」を見終わった後、皆それぞれの「御手洗」を思い起

映画「30S」感想③~理想の自分になれなくても~

 エンドロールでスタッフの筆頭に真田くんの名前が出てくるところで毎回ジワーッと涙が出てくる。「原案・プロデューサー 真田佑馬」の文字が眩しい。映画「30S」は、真田くんの夢に賛同した大学時代の恩師佐藤監督と、スタッフ、キャスト一同が育んだタカラモノ。私たちもぜひ考察で参加して、作品を育てる一役を担わせていただきましょう。 「考察を楽しんで」   とうとう③まできてしまった映画「30S」の感想。ある程度同じ解釈に導かれるようなヒントがもっと示されていればいいのだが、あらゆる

映画「30S」8月13日トークショー&感想②

「シネ・リーブル池袋」で開催されたトークショー。開場するまでロビーで待っていたら、ロビーを突っ切ってトイレへ向かう真田くんを何度か目撃。 真田P、お腹の調子大丈夫ですか?! 今日は真田くんの出演予定はない。真田くんは、真田Pとして会場に来ているのだ。 プロデューサーとして、映画制作を発案し、皆を熱くグイグイと引っ張って、営業メールからほぼ全ての工程に携わって2年もかけてここまで辿り着いた道。愛情たっぷり苦労して育てた映画は、我が子のように愛おしいだろう。そして8月11日

映画「30S」感想①

本日公開された、真田くん初プロデュース映画「30S」、やっと見ました! しかも今日は初日の舞台挨拶付き。真田くんをお目にかかれた後での鑑賞はだいぶ贅沢です。 ▼30才記念に映画作っちゃう男記念のスケールが違いすぎる。パンフレットからは、映画にかける真田くんの熱い思いが伝わってくる。それはそう。映画を制作するのに一番の問題となる資金面、真田くんはコツコツ貯めてきたエンタメ貯金を投じているのだから。並々ならない覚悟を感じる。 真田くんが24才の時に描いたという「20代のうちに