変わらないものはない(3) ユナイテッド航空、上級会員の条件を搭乗距離から航空券の年間支払金額に変更

以前、年間5万マイル乗ってユナイテッド航空のゴールド会員を維持してましたが、去年全日空に切り替えてSFCというクレジットカードを作って止めました。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/sfc/


そんな私の古巣のユナイテッドで上級会員の認定条件が大きく変わることになって一部で大騒ぎです。ざっくり言うと「これまでは乗った距離でレベルを決めてたけど、これからは年間いくら支払ったかでレベル分けしますね」というわけです。

https://www.united.com/ual/en/us/fly/mileageplus/premier/qualify.html

上記の表だと、これからは「24区間(そのうち最低4区間はユナイテッドに乗る)+8000USドル」か「最低4区間ユナイテッドに乗って10000USドル」を航空券で使うという条件になります。提携航空会社の場合は正確な金額を出すのが難しいのか「獲得したマイルを5もしくは6で割った数値を金額と見なす」ということです。

ユナイテッドの場合、ゴールドは必要最低限の特典レベルなので、その上のプラチナや1Kのステータスをねらう人が非常に多かったのですが、その辺りの人がアメリカで大騒ぎしてます。その辺りになるとアップグレード券とかいろいろもらえてたので、人間、既得権益がなくなると騒ぐんだなぁと。
割安で距離の長いチケットを使って搭乗距離を稼ぐテクニックがもう通用しなくなったのです。ある意味一つの時代の終わりを見ているようで、楽しかったパーティーが終わったのだなぁと。
アメリカにはもう飽きてきたのでユナイテッドがどうなってもあまり影響はないのですが、どちらかと言うとこのあとが気になっています。

早めに全日空のSFCに乗り換えて良かったと思う反面、この制度がいつまで続くのかとか、他の航空会社も年間支払金額ベースに切り替えていくんじゃないかなぁということです。やはり、変わらないものはないのですね。

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