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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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#短歌

見学で 水の良しあし 確認し 安全な水 気持ちも楽に

縁があり市内の浄水場に出かけた。最初に簡単な机上での説明ののちに見学会が始まったが、最初…

本番を 思う動きは 試験曳き 今年も見せ場は 激しく回り

昨夜、駅を降りるといつもと違っている。いつもなら静かな駅前、車がときおり通るくらいで、歩…

ランチにて 味わうものが 焼肉と 炭火で食べて 至福流れし 

街歩きをしていると腹が減る。至極当たり前だが、そんなことよりも口から食べ物を入れないと我…

公園に 歩き気づく 秋の花 名前を調べ 花言葉知り 

ようやく歩けるようになった。大きな公園を歩く。少し前ならすぐに汗がにじみ出ただろうに、も…

沿道は 普段歩かぬ 所なり 見つけし地蔵 これも縁なり 

バスまで時間があった。隣のバス停までは10分もかからぬ距離。そこに向かった理由は、ベンチが…

フルーツと ベジタブルとを 食べる秋 参加店舗を 選ぶも楽し

ようやく食欲の秋らしい気候になってきた。いつも9月の初めのころは暑くて夏と変わらないと愚…

秋祭り 動きではなく そのものに 彫刻の美 伝統の技

暑さがようやく終わったかと思えば、町はもう秋祭りの準備が始まっていた。主要なところには提灯が並んでいる。かつては秋の豊作を祝っていたたであろう秋祭り。今でも農家はいるが、多くの人は都会への務め人。それでも行われる秋祭りには若衆を中心に、無礼講とばかりに大声で盛り上げる。 だが、ついつい見落としなものがあった。それは町の主に若衆が曳いているものだ。鉾や山、ふとん太鼓、山車、地車などいろいろあるが、それらの多くのものをよく見ると、とても芸術的なものがある。むしろ祭りの主役で盛り

公園の 利用考え 秋の夜 可能性なら いくらでもあり

ようやく秋らしくなった気がした。夜風が吹けば肌寒さも感じ始めている。残暑のころから、秋ら…

重くない 甲冑着て イベントに ダンボール製 聞いて納得

甲冑を着るイベントと聞いて一瞬戸惑った。昔本物の甲冑を着たことがある。その時に感じたのは…

公園で 雑貨を持ちて 集まる日 秋分過ぎて 動きやすくと

気が付けば秋分を迎えていた。残暑がまだまだ続く中、季節が変わるような荒天である。窓を開け…

宣伝に 使わぬ幕は 謎に満ち あえて描くは 地域の夢か

今までなかった横断幕を縦にした懸垂幕。無い時と比べて華やかだ。ここはスーパーマーケットで…

バス乗れば 電車よりも 安いこと それに加えて プチトリップか

今までなら南のターミナルまで電車に乗り、そこで別の会社の電車に乗って移動する。その方が早…

暑くとも 冬のマラソン 集めだし 今からやれば 走れるのかな

散歩しながら考えていた。先日マラソン大会の募集が始まったのだ。普段は長距離を歩いている。…

地名知り 歴史を知って 気になりし その地を訪ね 足跡思い

引っ越しした先の地名は本来の読み方を知らないから間違えることがある。間違えるとよそ者と思われるから注意しなければならない。あまり訪問する場所ではないからかもしれないが、この町の正式の名前を知るまで1年以上かかってしまった。 古い歴史を持つ小さな町である。裏山の高台にあるニュータウンも本来この町の名前が付く可能性があった。だが何らかの事情により町の名前とは違う名前になったようだ。歩いて行くと町の中心部であろう場所に来た。神社があり、集会所がある場所だ。 戦国大名の子孫が一時