“The Heart Of The Spring” by William Butler Yeats (2)

“The Heart Of The Spring” by William Butler Yeats (2)
https://americanliterature.com/author/william-butler-yeats/short-story/the-heart-of-the-spring
「お師匠様、私があなたを疑っているとはお思いにならないでください。
火を絶やさないのも、雨が振り込まないように屋根をしっかりと強く葺くのも、風が木々の間から吹き込まないようにするのも私の務めなんです。
又、重い本を棚から持ってきて、|妖精≪シデ≫の名前の書かれた大きな絵巻物をその隅から持ち上げて、少しの時間にしても面白みのない敬虔な心を抱くのも、私の為なのです、というのも私は神が神の豊饒さ故、生きている全ての物に、別々の知恵をお作りになったと言う事を私は充分知っているからなのです、そしてこれらの事を行うのは私の分別なのですから。」

「お前は恐れている、」と、老人は言い、彼の眼は一瞬怒りに輝いた。
「夜、時々、」と、少年が言った、「あなたが生命を付与する杖を持って読書をなさっている時、私が外を見ると、今や灰色の大きな男がハシバミの木の間に豚を追っているを見、赤い帽子をかぶった多くの小人たちが湖から出てきて白い小さな乳牛を追っているのを見ます。
私はその灰色の男ほどはこれらの小人たちを恐れはしません:
というのは、彼らは家の近くに来ると牛の乳を搾り、その泡の立ったミルクを飲み、踊り始めるからです;
それに私は踊りを愛する心には善があるあることを知っています;
しかし私はそれらすべての事を恐れています。
そして私は背の高い白い腕の女性が空中から出現し、薔薇、百合の花をかぶり、あちこちゆっくり動き回り、生き生きした髪を振るのが恐ろしいです、というのは、私は彼らがお互いに、彼らの考えとともに集まり、広がり彼らの頭近くに集まり、話をするのを聞いたことがあるからです。
彼女たちは温和で美しい顔をしていますが、フォービスの子エンガスよ、私はこれらすべての存在を恐れているのです、私はシデの人々を恐れ、私たちのまわりに彼らを描き出すその技を恐れているのです。」

「何故だ、」と、老人が言った、「お前は、お前の父親の父親たちの槍を、戦場で強靭なものにした太古の神々を、夜湖の底からやって来てコオロギとともに暖炉の前で歌う小人たちを恐れるのか?
そして我々の邪悪な日にも地球のすばらしさを見守っているのだ。
しかし私はなぜ私が他人が年齢の眠りに沈み込んでいる時に、断食をし苦行をしてきたのかをお前に告げなければならない、そうしないと、お前の助けがなければ、わたしのもう一度の断食と苦行は旨く行かないだろうからだ。

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