“Writing Box” by Milorad Pavic (54)
“Writing Box” by Milorad Pavic (54)
https://jp1lib.org/book/16698678/7e0b66
2つだけ良いことがあった。
あなたにはわかっているように私がしつこくやっているように、好きなだけ電話を、パリへだって、タダでかけられることだった・・・。
もう一つのいいことは私たちはほとんどしゃべらない事だった。
そして私たちはほとんどがセルビア人で、どんな努力をしてでも敢えてそのことを明らかにしようとはしなかった。
その場合上司はすぐにその労働者を首にしたでしょう。
だから、その環境によって私はコースの第三のレッスン「いかに早く簡単にセルビア語を忘れるか」を習得したのだった。
私の結論は明らかだった。
:「セルビア語を一つの単語でさえ決して話してはならない」
そして私はあなたのフランス語を私の手袋の中の古い鉄の受話器を握って熱烈にしゃべったのだった。
私はあなたがその森が移動することは知らないと思いますか?
森たちが動き始める時は、その森にとってより良い場所に向かって、ゆっくりと長い間旅をする・・・
レッスン4
私の膝と肘は、鉄くずを積んだ大型トラックの運転手が体調を崩した時には、既に傷ついてしまっていた。
私は彼の交代を志願した。
私は電話交換機の解体をしている会社の旅行許可証だけを公的書類として使って2回短い旅行をした。
私はそれをうまくやったので彼らは、フランスとの国境を越えて、旅費を前払いして、私をより長い旅に送り出してくれた。
そして私は運転席にいた。
私はいつも昔からトラックの運転者として果てしなく高速道路を旅行することにあこがれていた。
戦車に比べると私のトレーラートラックはおもちゃだった。
今やイタリアは私のものだった。