“コレラ” 原民喜

“コレラ” 原民喜
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48448_50102.html
彼は、「コレラ流行につき無用の者出入りすべからず」と書かれた張り紙を出しました。
翌朝、警官と医者が彼の家にやって来て病院に連れて行った。
彼らは彼をコレラの患者と(意図的に) 間違えたからです。
その夜、彼はコレラに感染し、隣の部屋に横たわっている、死にそうな息子と母親が話しているのが聞こえてきた。
母親は息子が釣りで多くの魚を殺したと非難していた。
彼女は因果応報を信じている。
生き物を殺すと、その行動で殺されます、と言っている。

原民喜は原爆に関する小説や詩で有名です。
しかし、当時彼は共産主義者でした。
したがって、この小説の「彼」は、不当な理由で違法に逮捕された彼自身かもしれないと思います。
とにかく、この小説には、「違法に逮捕されること」と「コレラに感染して死ぬ」という2つの不条理があります。

今日、私は中国で「コロナ隔離」という理由で逮捕されている弁護士のテレビ放送を見ました。
https://www.amnesty.or.jp/news/2020/0409_8711.html

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