“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (148)　完

“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (148)
https://booksvooks.com/penguin-lost-pdf-andrey-kurkov.html

終章エピローグ
一か月後、彼らは好奇心旺盛なペンギンたちが崖の上から彼らを見ている大きな島に停泊した。

激しい風が吹いていた。
ミーシャを自由な極寒の中に放す前に、ヴィクトルが自分のアパートに電話すると、驚いたことにすぐつながった。

「ソニヤ、聞こえるかい？」

「大声を出すことないわよ、今どこ？南極？」

「ほとんど南極の近くだ。ミーシャとお別れをするところだ。」

「彼に私からの大きなキスを送ってちょうだい。
ああ、彼らは仕事場からおじさんに電話してるわ。
ニーナ叔母さんは私に弟か妹ができるって言っているわ。
そして、リョーシャ叔父さんは車を買ったの。
彼は今チャンピオンなの。
金メダルを首にかけているの。
いま、ブルガリアの競技会に行っているわ。」

「よかった、みんなに愛しているよ、って伝えてください。
一週間ぐらいして電話するよ。」

携帯をポケットにしまいながらかがみこんでミーシャの頭の上にキスした。

「これは君をすごく愛しているソニヤからだよ。」
ミーシャは頷いて、ヴィクトルを真正面から見つめ、それから他のペンギンたちがきれいに海に飛び込む所に目を移した。
そして、最後に４人を見た後、ミーシャも水しぶきを上げる事も無くきれいに飛び込んだのだった。