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eメールと士農工商ー中学生が知らない言葉ー
こんにちは。
もう7月ですね。
中間テストが中止になってテスト範囲の長い期末テストの勉強をやっている、という中学生も多いんじゃないでしょうか。
さて、歴史の授業で「士農工商」という言葉を習った人は多いと思います。
しかし20年ほど前から教科書に載っていません。その理由は「江戸時代の身分制度の研究が進んでその分け方はふさわしくないことがわかったから」ということです。
詳しくはウィキペディアを見て下さい。
だから、今の中学生は士農工商を知りません。
そして今の中学生はeメールも知りません。
もの心ついたときからラインがあったからです。
生徒「eメールって何ですか」
講師「文通をパソコンでするようなものだよ。文通ってわかるかな?」
生徒「知りません。わかりやすく説明して下さい」
講師「ラインのようなものだよ」
生徒「ラインとどう違うんですか?」
講師「eメールは、ラインのようなスタンプなんかないんだよ。顔文字使うんだよ。例えば、『\(^o^)/』とか『(T_T)』とか」
生徒「ださっ!」
講師「それからeメールは、相手が読んだか読まないかわからないんだよ。既読とかつかないんだよ」
生徒「じゃあ、どうやって相手が読んだか確かめるんですか?」
講師「うーん、電話かラインで聞いたらどうかな?」
生徒「ラインでよくね?」
ということで、eメールを知らない人に言葉だけで説明するのは難しいんです。中学生でeメールを知らない人は、お家の人にパソコンで実演してもらって下さい。
で、今は中学の英語の教科書にeメールをやり取りするのが載っていますが、次回の改定時に載せるんでしょうか?
《eメールのかわりに載りそうな単語》
・アプリ
・SNS
・You Tube
・スマホ
・タブレット
※TOEICなどにはeメールが必ず出てくるので、高校生は知識として知っていると思いますが、高校生もeメールを使ったことのある人の割合、少なそうですね。
ついでに中学生に
「メイド・イン・ジャパン」
と言っても、全くピンときません。
英語の受け身のところで20年前なら
「メイド・イン・ジャパンね。当然知ってる」
と言う反応が当たり前に期待できましたが、今は、ほとんど期待できません。
※受け身…「〜される」という意味で中2の最後か中3の最初に習う。
「日本で作られた」つまり「日本製の」物があふれていた時は、Made in Japanは説明しやすかったのですが、今ではほぼ死語です。
《その他の死語:中学生に通じない言葉》
・〜みたく…「〜みたいに」と同じ意味
・ルーズソックス…長くてゆるゆるの白い靴下
・ポストイット…付箋の商品名
・ペンパル…文通友達
もっと色々ありますが、今日はこのへんで。
※文通は、『鬼滅の刃』にチラッと出てくるので知っている中学生もいるかもしれません。
※私は個人的に付箋のことをけっこう長い間「ポストイット」と言ってたのですが、中学生どころか誰にも通じないので付箋と言うことにしました。いつのまにか。
私は自分が学生の頃、「付箋」という言葉はおじいさんおばあさんが使う古い言葉で(例えばステレオのことを蓄音機というような古さ)、ポストイットと言わないと若者に通じない、と思っていたのです。無知ですね。
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