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写真以外で感性を磨く

最近の私は写真活動はもちろん、映画、読書、料理、ピアノを弾くことに時間を割いています。これら全ては、マルチタスクの私にとって一つのことに集中する大切な時間となっています。そして、感性に磨きをかける貴重な時間になっています。

まず、映画はなるべく映画館に行くようにしています。引っ越してから隣駅の映画館まで30分以上かかるので、「今日は映画観るぞ!」という日は出社しちゃう。映画を観るために仕事を頑張るし、上映までの時間や移動時間は写真を撮れるし、我ながら良い時間の使い方ができている…!もちろんサブスクでも観ますが、そんな時はお部屋を真っ暗にしてプロジェクターに映して大きなスクリーンで観るようにしています。年が明けてから、良い映画にしか出会っていません。いくつかご紹介!

・PERFECT DAYS
└単純な習慣を繰り返す日常に、複雑な事柄が絡み合うことで人の感情に波が起こるという、喜怒哀楽のカラクリを見た気がしました。ジム・ジャームッシュのパターソンを思い出す一方で、舞台が日本ということもありこちらの方が入り込みやすかった…!監督がヴィムヴェンダースという外国人の方だからなのか「東京」の切り取り方が「日本すぎる」のも面白い。私も写真を撮る上で「日本らしさ」を切り取れたら良いな〜と思っているので、一つ学びとなりました。

・枯れ葉
└無表情でジョークをいう感じがいかにもフィンランドの人という感じで、ずっとニヤニヤしながら観ていました。私もフィンランドに昨夏行きましたが、パーソナルスペースが日本人になんとなく似ていて、居心地が良かったことを思い出しました。貧しい暮らしの中に、ほっこり光が注ぎ込むような恋愛。クスッと笑える要素があるので疲れを癒やしたい方におすすめしたい。
余談。初めて行ったユーロスペース。外にたくさん人が並んでいたので、なんとなく私も待機していたら、急に「整理券番号」を求められました。そんなものあったっけなと予約メールを見せたら「ユーロスペースは3階ですね」と言われて恥ずかしかったのも良い思い出。帰り道はルンルン写真を撮りながら渋谷の人混みを歩いたフライデーナイト。

明日も映画を観に行くのですが、映画の後、感情に浸りながら、鋭くなった感性を利用して撮る写真を見るのも楽しみの一つ。最高なのです。

そして最近は読書もしているというのは冒頭でも述べた通りです。元々小説が好きで小さい頃もよく本は読んでいました。ここ数年はデジタル媒体に翻弄されており、「このまんまでは危うい」と、初心に戻ることにして読書時間を意図的に増やしました。(若干活字症候群なところがあり、電車内では気がつけば広告の字を目で追っていたり、食事中は調味料の原材料などを読んでいたりすることも多々。)
自分の好きな分野だけの読書をしていてもなー、もっと新しい分野にも目を向けたいなーと思いながらも、ミステリーやほっこり小説に手を伸ばしてしまってます😅
本の良いところって、紙というところ。後半に向けて左指で持つページ数が薄くなると、残りの展開を勝手に想像するんですが、それが思っていた展開と違うと読了感が良くなります。最近、赤川次郎の「駆け込み団地の黄昏」を読んだのです。裏切られました…!最高でした。瀬尾まいこの「君が夏を走らせる」は、ずっとほっこりして心が温かくなりました。
本は映像情報がない分、自分で登場人物の顔やシーンを好きに描けるのが醍醐味ですね!

今年が始まって早2ヶ月目。毎日、感性を丁寧に磨き整えております!

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