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「さらし」を使ったゆる脱プラ生活を始めてみたらプラごみが半分になった話

みなさん、「さらし(晒)」って使ったことありますか?
お腹に巻くもの?とかあまり普段の生活に直結しないもののイメージもあるかもしれませんが、昔から台所道具のひとつとして活用されてきたもの。

綿素材で通気性がよく、野菜の水切りや保管、キッチンペーパーやふきん代わりに、とても使い勝手が良いのです。

わたし自身も少し前からさらしを色々な場面で活用されているのを見る機会があり、キッチンまわりで活躍するものだな、とさらしの魅力に改めて気づき始めて昨年から少しづつ取り入れ始めてみました。

そんな頃、わたしの暮らす自治体から6月からプラスチックごみも有料袋になります、とのお知らせが…!

すでに燃えるごみ、燃えないごみの袋は有料化していたのだけど、1番かさばるプラスチックごみまでもついに有料化になるのか…と軽い絶望感。

これは少しでもゴミを少なくしなければ!
と昨年からなんとなく始めていた「さらし」をもっと活用していこうと動き始めました。

日本製でお値段も手頃だった玉川晒を購入

さらしと合わせてギザギザのはさみも買ったのだけど、これで切ると縁がかなりほつれてきてしまうので、ちょっと切り込みを入れて手で割くのが良さそう。

このさらしをラップの代わりなどとしていろいろ使い始めています。

🍅🍅

まず1番よく使っているのが野菜の水切り。
サラダに使う葉物野菜をサラダスピナーなしでしっかり水気が取れるので、小さいキッチンの我が家では調理道具がコンパクトに済むのはとてもありがたい。

塩もみした野菜を絞ったりするのにもキッチンペーパーのようにやぶれる心配もなく使いやすいです。

やさしく水気が拭きとれます


そして野菜をレンジ加熱するときにはラップの代わりとしても活用。

野菜を入れた耐熱ボウルに軽く濡らして絞ったさらしを上からかけてレンジにかけるだけ。
肉や魚が入るときは使わないようにしてるけれど、野菜をレンチンして副菜を作るときには大活躍。

ほんのり湿っているのがまた野菜の水分量がほどよくなったり、綿の目から空気がすこし抜けたりして良い感じに蒸されたような仕上がりになってる気がしています。

ラップのようにふんわり上からかけるだけ


あとは野菜の保管にも。
葉物野菜やきゅうり、ナス、トマトなどの果菜類、豆類など、ラップの代わりに軽く湿らせたさらしでくるんで保存。

端をたたんでくるっと包むだけ
さらにジッパー付きの袋に入れるとより保湿されます


ちなみにカットした残り野菜は、すぐまた使えるように100均のスノコ付き容器に入れたり、大きいものは切り口のところを蜜蝋ラップで包んで保存しています。

スノコ付き容器は気軽にぽいっと入れられて便利


野菜の保存や、レンジ加熱ときに使うラップをさらしに代えただけでも結構ラップを使う頻度が減った感覚があってびっくり!

それと合わせて我が家ではスーパーで回収している食品トレーはプラごみに出さず、溜まったらスーパーへ持っていくことにしたり、小さなことだけど卵パックなど潰せるものはしっかり踏んで薄くすることで、プラごみの溜まる速度がぐっとゆるやかに。

食品トレーもいろいろあるね
爪楊枝がすっと刺せる発泡スチロールのような
素材のものが回収してくれるトレーみたい


プラごみが有料化して1ヶ月の取り組みで、いつもの1週間分の量が溜まるのに2週間かかるようになって、実質量が半分くらいになるというすごい変化があってびっくり!

今までどれだけごみ出しを適当にしていたのかと実感。笑

さらし使いを中心に、ゆるやかな脱プラ生活はなかなか順調なすべり出し。

お手入れも煮沸消毒や、洗濯機のネットに入れて一緒に回しちゃったり、ときどき酸素系漂白剤に10分ほど浸けて洗い流したり、と自分が出来るタイミングに合わせたお手入れを選べるので、すごく気軽。
洗ったものも、家の中で吊るしておくだけですぐ乾いてローテーション早く使えて便利でいいなぁと再発見。

キッチンの壁が磁石でくっつくので
洗ったさらしはここに干して自然乾燥


まだまださらしの使いかたは幅広くありそうなので、続けて日々探求していこうっと!

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