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3週間続ければ一生が変わる(読書メモ)

最初の二十一日間を乗りきる

あらたな習慣を身につけるには約二十一日かかります。

わたしたち人間は、変化に抵抗し、現状を維持するように、遺伝子的にプログラムされています。恒常性(ホメオスタシス)として知られる状態は、時間とともに自然に進化するもので、それによって、わたしたちの祖先はつねに変化する状態のなかで生き延びることができたのです。

問題は、もっと望ましい可能性があるときでも、そのメカニズムはものごとの現状を維持しようとすることです。だから、あらたな習慣を身につけ、さらに高いレベルの生活へ移るのをさまたげる重力を克服するのがむずかしいのです。

具体的で明確な目標を設定する

明確な目標を設定することは、なぜ効果的なのか?

まず第一に、選択肢が多すぎて複雑になっているあなたの世界で、集中する感覚を取りもどすことができます。われわれが生きているこの時代は、いつもやることが多すぎるのです。こちらの注意を引いて、気を散らそうとするものが多すぎます。
目標はわたしたちの欲求を明確にしてくれます。と同時に、わたしたちが望むものに導いてくれる行動だけに専念できるようにしてくれます。

第二の理由は、さまざまな機会を逃さないよう、ずっと注意していられることです。その訓練をすることで、あなたの心は磁石のようになり、あらたな機会を引き寄せてくれでしょう。

第三の理由は、明確な目標は行動の道すじを明らかにしてくれることです。目標は優先的な行動をとるためのインスピレーションを与えてくれますし、棚からぼた餅のようにチャンスがころがりこんでくる(そんなことはめったに起きません)のを待っているのではなく、さまざまなことを起こしてくれます。

自分の人生に目標をかかげる

みずからが偉大と認める目的のために自分自身が使われること、それこそが人生の真の喜びである。世界は自分をしあわせにする努力をおこたっていると不平をいう、病的な熱に浮かれた自己中心的な愚かな者になるのではなく、自然のなかの真の力にならなければならない。わたしは、自分の人生は社会全体のものであると考えている。そして、わたしが生きているかぎり、できるだけのことをするのはわたしの特権である。
わたしは完全に使いはたされて死にたい。働けば働くほど、生きていると実感できるのだから。わたしは人生そのものを楽しむ。わたしにとって、人生ははかないロウソクのようなものではない。むしろ、ほんの一瞬だけかかげていなければならない大きなたいまつであり、わたしはその火をできるかぎり明るく燃やしつづけて、つぎの世代に手わたすのだ。

ジョージ・バーナード・ショー(文学者、脚本家、劇作家)


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