79日目 さよなら運命の友達よ
最後の日まで私たちにぴったりのムハンマ。本当に私たちが不思議で面白く興味深かったらしい。よくいる日本人の私たちは、そんなに想われることはなかなかないので、貴重な経験だった。
今も時々メッセージをやりとりしつつ、会いに行けるタイミングを探ってますが、なにせ遠い!!一ヶ月とか休める日が来たら家族で行きたい。冬は雪が降るらしいよ。
2016年6月18日(土)
タラタラと起きる。パーニャンとエルノーズさんは出かけた後で、ムハンマは寝ていた。
ひとしきりおしゃべり。この出会いは運命だ、とかやはり熱い。でも確かに決まっていたのかも…と思うくらい。不思議。次はどこに行くとか今後の展望を聞かれて、私ら二人とも『ウーム…』と答えられんことがあると、日本人はすごくシンプルだな、言われた。考えなしとも言えるけど、これから起きることが予測できないのが旅だ。私らは順次適応していくと思う。今決めたとて変わっていくし。
しかしイメージを持ったりメモしたりはしていかないとすべてただ流れていってしまう気はしているので、意識はしよう。
ムハンマのビジネスマンぶりと私らの違い、でも友達なところが楽しい。
『怒ることはあるのか?』と聞かれたときは、「私はわりと簡単にムッとするけどその人と戦ったりはせず、わっちゃんに話して面白さに変えてもらう」と話したら『Interesting』と感心したようだった。
スーパーに連れていってもらい、ほとんど国産の食料品を感心して眺める。
食料自給率が相当高い肥沃な国、イラン。だからアメリカからの制裁を受けて鎖国状態でも大丈夫という、日本との違い。
にんにくシャンプーというのを見つけた。いったいどんな臭いが…
お菓子屋さんでムハンマが大量にケーキを買ってくれて、彼の思いつきで外で食べる。
ラマダン中の昼間にピクニックという背徳感を、お互いの陰で楽しむ。でもこれを後でムハンマがエルノーズさんに報告すると、彼女はひいていた。やっぱこの人、イラン人の中ではちょっと変な人なんだろうな。
また来る約束をしてバイバイ!パーニャン泣かず。ムハンマはわざわざバスの中まで来てくれた。良い人。
バスの中、みんな電話しすぎ。ここの人たちは声聞きあってないと死ぬんか?
○わっちゃん心の俳句
世話好きで バスの中まで ありがとう
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