見出し画像

カミングアウト

なかなか人の性格って簡単に変わるものじゃないと思ってて、簡単に人を信じたらいけないというのも思っている。これは全部自分のため。簡単に人を信じて裏切られた時のショックは大きいし、それが身内ならなおさらだ。

カミングアウトという言葉は、ボーダーレス、多様性を認める世の中が浸透していっても尚残り続けるんだろうか。
そもそも誰が誰を愛しても自由だし、愛さなくても自由じゃないかと思う。



私自身、LGBTQに自分を当てはめた時、Bのバイセクシャルであると思っているのだが、そもそも人間愛みたいなものでもある気がするし、何か一つの型にはめるのは難しい。
自分自身をそう分析するぐらいだから、人のことなんて尚更難しいし、型にはめる必要があるのか?と思う。

私が配信活動を始めて、配信の界隈が大人な界隈だったこともあり、自分の性癖は周りに理解されやすかったが、自分の働く会社の人や友達、家族に自分の性癖を話すことは今の世界では少し敷居が高いように感じる。

自分のことなら別に何を言われようがどうでもいいが、自分の大事な人となると話が変わってくる。私の大事な姉妹がLであるのだが、それを両親に話すことはせず、穏やかに暮らしたいと言っていた。本当にそれはそうだと思うし、話したところで理解されるはずないと思っている。

父親に関しては未知数すぎるが、異性であるが故に話しにくいところがあるし、母親に至っては私が女の子を好きになったことが過去にあり、それをカミングアウトしたことがあったのだが、数年前に「あの頃はおかしかったからね」と母親に言われたのだ。…おかしかった?そして今は「普通」に戻ったとも話していた。同性を好きになることはおかしいことなんかではないのに、母親の中ではおかしいこと、普通じゃないことなんだと理解した時絶望したし、そんなつもりもなく軽く言った言動であったなら尚更、私や姉妹など家族以外にもそんな軽い一言で傷つけかねないなとも思ったが、今の母の年齢からしてもそれをわざわざ正す必要があるのか、波風を立てる必要があるのかと思ってしまい、それ以上掘り下げることをあきらめてしまう。

私は姉妹に今のパートナーを紹介してもらったが、母に紹介することは勧めない。理解されると思っていないから。話したら楽になるかもしれないが、楽になったとして絶対にお互い傷つく部分もあると思う。

私はどういう選択を彼女に勧めるべきなのか…すごく難しい。

こんなことを考えないでもいい世の中が当たり前になればいいのに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?