THE FIRST SLAM DUNK(ネタバレあり)

親戚の家にスラムダンクのコミックスが置いてあって、世代としては少し上の世代なんですけど、小さいころに夢中で読んでいたら親戚のお姉ちゃんに「アニメの録画あるけど見る？」と見せてもらった記憶もあって。でもあまりに昔すぎて忘れていたので、比較的最近ネトフリでまた一から見てたんですよ。当時は引っかからなかったことも、「これ現代でやったら完全にコンプラ引っかかるやん」みたいなことが多くて笑っちゃった反面、完全にバスケ初心者の桜木花道がバスケ界にどんどん新しい風を起こしていく、みたいな疾走感がありまくりのルーキーズみたいな爽快感もあり、やっぱり見ている人に勇気をくれる作品だなぁとしみじみしていたんです。

ずっとこの映画観たかったのに応援上映が結構長いことやっていて、私全然時間が合わず映画館には行けなかったので、ようやくネトフリに入ってくれてもう初日に速攻見ましたよね。

ここから先はネタバレを含むので、平気な方だけ先に進んでくださいね。

声優陣の一新

これは結構な衝撃ですね。当時のアニメの録画でも、ネトフリでも聞き覚えのある声はなく、キャスト陣が一新していて本当に驚きました。でも衝撃だったものの違和感はなく、別物として見ることができたのでやっぱり見せ方の上手さなのかな？とも思いました。でも個人的にりょーちん(宮城)の大事なエピソードだったので当時の声優陣で聞きたかった気持ちも少しはありますね。。。

リョータの過去のエピソード

今回の映画化にあたり、なぜりょーちんの過去のエピソードを入れたのか、など気になることは盛りだくさんだったけど、個人の見解としてはPGでりょーちんは背が低い。最終的にアメリカに渡り自分より一回りも二回りも体格の違う選手と肩を並べることを描きたくて、りょーちんに焦点を当てたのかな？と思いました。それにしてもお兄さんの話が衝撃的すぎて…つらかった…！そこから三井とのエピソードにも流れが繋がったのはさすがでしたね。

花道VS流川

私は何よりこの二人が大好きだったので、どうしてもこの二人抜きではスラムダンクは語れないし、だからこそ山王戦の一番の見どころ（個人的に）の流川が試合終了寸前にまさかの花道にパスをして、花道がシュートを決め、そして熱いハイタッチをする。あのシーンが見れただけでムネアツでした。マジでこれこそが王者山王も「計算外」だったんだろうな。ただでさえ流川はパスをしないワンマンプレイが目立っていたのに、試合後半はパスも出すようになって、更には一番最後に花道にパスを出すなんて…きっと大誤算ですよね。

本物の試合を見ているような臨場感

この映画は過去のスラムダンクのアニメや映画と違って、まるで本物のバスケの試合を見ているような臨場感がすごかった。さすがに原作の井上雄彦さんが脚本や監督をやっているだけのことはある。納得。主題歌も流れるタイミング含め最高だった！！原作を見たことがない人でも絶対楽しめるし、最高の映画だと思ってもらえると思うので、バスケが好きな人も好きでない人も、原作未履修の人も、とにかく見てほしい。最高すぎました。