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てやんでい母ちゃん(67)との二人暮らし

朝6時半。母ちゃんの朝は始まる。

まず、ごはんの支度。パンの日もあり、ご飯の日もある。フルーツ、たまご。そして、あったかいお茶。私にはブラックのホットコーヒー。母ちゃんは牛乳をちょこっといれたアイスコーヒー。NHKをつけ、おはよう日本、連ドラ、あさイチまでつけっぱなし。そうそう、彼女は食パンの耳が硬くお気に召さないので、お皿のはじに必ず残骸が。

私の仕事といえば、朝起きて、毎晩一緒に寝ているコタロウとコテツという犬ぬいぐるみたちを、リビングに引っ越させること。

毎晩いつもいっしょに寝る
お昼にはこの定位置へ移動

その後、布団をたたみ、顔を洗う。朝ごはんを食べて、きまぐれに皿を洗う。残りのコーヒーを飲む。

猫に生き方を諌められる日々

もう自営業の仕事を引退し、民生委員一本になった母ちゃん。今日は、10時から町内の「いきいき体操(65歳以上参加可能)」の日らしく「年寄りは早く集まるから、9時半には行かないとナッ!」と朝から叫んでいます。たしかに。年寄りはなんでも時間前集合しすぎる傾向にあるな。

彼女の参加目的は「町内の情報交換」体力作りとかそんな甘っちょろい事ではないらしいです。町内の状況把握は、民生委員の大事な仕事。○○さん家のばあちゃんの具合は最近どうだとか、そういえば最近あの人を外で見ない元気だろうかとか。特にこの最近外で見ない状況を掴むと、民生委員は家までお尋ねしたりするようです。

私が住むこの片田舎でも、一人暮らしのお年寄りも少なくないので、この狭い近所ではプライバシーもへったくれもない、皆でじじばば包囲網作りです。「老人の孤独死なんか、わが近所で絶対に起こさせちゃいけない」それは母ちゃんたちの至上命題のひとつ。そんなわけで、交流の場にはできるだけ顔を出すのだそうです。

昨日も社会福祉協議会の総会に出席。もう民生委員18年選手。

「私はそんなん(偉いポジション)興味ないけど、貢献せんといけんッ!」
「今まで仕事しかしてなかったからね、地域に足を向けられんじゃろうッ?」
「昔から自営業してるとさ、街の情報が入ってくるんよ。そういうの(生きた町内の情報)は、民生にとっては大事なことなんよッ」

肝っ玉っていうより、江戸っ子気質な母ちゃん。

夕方5時になれば、大好きなアルコール解禁。酒が入ると、ますます加速し、夜9時を過ぎると、江戸っ子の世の中に対するお説法タイムがスタート。

「誰かがね、近所のことを、チャンとやんないといけないの!」
「アンタちゃんと(自分の仕事)やりーさんよッ!(ニュースにお怒り)」
「ハイッ、話終わりッ!オッシャッ!アタシ寝る!」

クヨクヨ悩むよりまずは動く、何でも筋を通す、でも情に厚くて気が緩むとすぐに涙ポロリ。ぬいぐるみのコタロウとコテツを毎晩忘れずふとんに入れる。そんな、愛すべき、てやんでい母ちゃん。

彼女と一緒に住んでいると、ネタには困らない毎日を過ごしています。
みなみ先生

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私の所属する<総合型オンラインスクール「#まなぶてらす」>にて、春夏の2大マインクラフトイベントを開催するよ! 紹介記事がんばって書いたので、ぜひ記事だけでも読みにきてね⏬⏬

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