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告知事項がある物件

「告知事項はないですよね?」

わりと物件をたくさん見ている人、もしくは実際に気に入った物件がどうにも安いので気になって調べてみたら事故物件だった…そんな経験をしたことがある方はまず聞いてくる質問かもしれない。

本来は告知事項があることを知らされずに買ってしまうということはない(重要事項説明の義務があるため)が、故意に隠されることもゼロではないのが気を付けないといけないところだ。

私も過去には建物内では事件事故はなかったが敷地内ではあったという「嘘はついていません」というケースに出くわしたこともある。

これは心理的瑕疵にあたり、損害賠償請求という話までいった。

その他、売主も知らなく、近所の人にあいさつ回りをしていたときに知ったということもある。

不動産は、謄本を見れば誰が所有しているかすぐわかる。人で言う履歴書のようなものとも例えられるかもしれない

謄本を見るといついつにどういう原因で所有者が変わったのかということが分かるようになっている。

事故物件やなにか違和感を覚える物件に多いと感じるのは、やたらと所有者が変わっている物件だ。短期間で随分所有者が変わっているなぁと思うときは何故こんなにも変わっているかというのを確認した方がいいかもしれない。

明確な理由があればよいが、特になにもない場合は特殊能力を持っている人に見てもらうのも一つの選択肢かもしれない。あくまでも個人的な見解だが。

しかし、面白いことにこのような物件でも喜んで買われる人もいる。

科学者やお坊さんだ。

「事件や事故があったからなに?」という人もいれば、「自分で供養するので」という方もいる。

売れない物件というのはないのだなぁと感じたものだ。

ただなかなかここまでの領域には達しない方も多いだろう。そんなときは事故物件を掲載しているサイト(大島てる)を見たり、本なんかも売られているので一度地域を調べてみるといい。

不動産はとても高い買い物だ。事前に払拭できる不安は取り除いておくことをおすすめする。


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