待っていてくれた桜
40歳になる年。はじめて入院をした。
noteの更新ができなかったのはそのせいである。
明らかに体調の悪さを感じていながらしばらく放置してしまった自分に責任があるのはもちろんなのだが、まさか緊急入院かつICUに入ることになるとは夢にも思わなかった。
退院の目途がたたない入院を宣告され、抱えている仕事、資金繰りをどうしようかと頭をよぎる。
ここまでのリスクマネジメントはしていなかった。
しかし、医師の話を聞くうちにそんなレベルではないことが分かり治療に専念することが一番の近道であるとわかった。
すぐに考えを切り替え、模範囚のごとく指示にはすべて従った。
そんな生活をしばらく続け、光が差さない長いトンネルをひたすら自分と向き合いながら歩いた。
そのおかげもあり、体調は順調に快復し今はようやく娑婆に戻ることができた。
病室の窓から見えるのはバルコニーの壁と空のみ。
今年は桜をみることはできないかと覚悟していたが、満開の桜が退院のお祝いをしてくれているかのように待っていてくれた。
多くの学びを得た入院。
なにごともバランス。
そして命は有限ではないことを実感。
まだ完治とはいかないが少しづつ社会復帰していきたいと思う。
元に戻るのではなく進化をしていくことを決意した。
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