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バガヴァット・ギータって、何なんだ?

アシュタンガヨガの練習を始めて10年あまり。アラフォーになって人生のフェーズの変化を感じており、これを機に『バガヴァットギータ』を読んでみることにしました。

なんかすごそうな本『バガヴァット・ギータ』

ヨガを勉強していると必ず出会う古典といえば、『ヨーガ・スートラ』と『バガヴァット・ギータ』でしょう。どれも原典は箇条書きや詩のような短文が書き連ねてあるものなので、解説付きの様々な書籍が世に出ています。

『バガヴァット・ギータ』は直訳すると「神の詩」で “この世の知恵がすべて詰まっている” といわれるインドの代表的な古典。紀元前1年ごろの成立といいて、その後にインドの大戦争を描いた、(ガンジス川くらい長い)サンスクリット語の大河小説『マハーバーラータ』の6編として取り入れられました。
超ロングランのベストセラーで、インドでは駅の売店でもペーパーバックの本が売っているなど、インド人にとってはすごく身近な本なのだそうです。

“この世の知恵の全てが詰まっている” っていうのもすごいし、私の手元にある本は、帯に “普遍の真理” なんて書いてある。なんかわからないけど「すごそう」ということはひしひしと伝わってくる。そんな本です。

バガヴァットギータとは

物語の舞台は、国の王権を賭けて一族の間で起きた大戦争。五王子のパーンダヴァ軍と百王子のカウラヴァ軍の戦いで、五王子のひとりであるアルジュナという青年が主人公です。

一族で殺し合いをすることを悲嘆し、戦いに対して後ろ向きなアルジュナに対して、神であるクリシュナが教えを説き、鼓舞する内容になっていて、このクリシュナの教えが示唆に富んでおり、現代に至るまでインドはじめ世界の人たちが道徳書として、また自己啓発書として親しんでいる物語なんだそう。

ここまでの前提知識があれば、読み始める準備はできた……と言えるのだろうか?

さっそく少しずつページをめくっていこうと思います。

現代を生きる日本人が読みやすい本&解説

私の手元にあるのが、田中 嫺玉(たなかかんぎょく)訳の『神の詩 バガヴァットギータ』(TAO BOOKS)です。ヨガの講習を受けた時に勧めてもらった本で、とても読みやすく、脚注もページ内に書いてあるので頭に入りやすいと思います。まずはこれを読んでいきます。

その他、分かりやすい解説をいくつか紹介します。

まずは、読書をするときに頼りになる松岡正剛先生の解説。マハーラーバタのことも説明してくれています。

そして、ヨガスタジオの「Lotus8」のブログにあった記事も読みやすく、イラストがわかりやすくてよいです。

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