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Ctrl KobeアノマリーとPoCのお仕事の振り返り


Enlightened エージェントのミナクチヤです。
この投稿は  Ingress & Wayfarer(その1) Advent Calendar 2023 の12/13の記事です。
好評につきカレンダーを複数立ててもらってます。カレンダー2はまだ空き枠がありますので、1年のイン活の思い出をポエムにぶち込みたい方はぜひ立候補いただければと思います。

さて改めまして、Ctrl KOBEではPoCを務めさせていただきました。おかげさまでPOC Tシャツを恥ずかし気もなく着たおす程度にはお仕事したかと思います。

なかなか、あれほどの大舞台に立たせてもらい皆さんと興奮を分かちあうことも経験することもないと思います。今回は各方面から怒られない程度に舞台裏を少しお話したいと思います。

Ctrl KOBE のPoC ってどんなかんじだったか

さてここで改めて、両陣営のPoCのご紹介です。

レジスタンス
しんしょーさん
 →顔出しパネルの女王、XFイベントばっちこい
Koma69さん
 →伝説のオリンピアード出場者、アーティスト、盛り上がっていこーぜ

エンライテンド
エンライモンさん
 →ご存知 風船おじさん、知名度は全国区、むしろグローバルエージェント
ミナクチヤ
 →事務処理のおっさん

バランス悪すぎですね。「緑のPoCはエンライモンともう一人(メガネ)」です。なんならKoma69さんとメガネ被ってるじゃねーか、この野郎と思いましたね。

苦悶の末に考え出した作戦がXでつぶやいて、とりあえず自陣営に私を知ってもらうことでした。さらにそこからいい感じの煽りをうけて、GORUCKへ参戦です(当日つぶれてしまわないかと悩みましたが)。

結果はみなさんにどこまで覚えてもらったかはわからないのですが、まあ自分がステージでビビらない程度には前向きに取り組めたと思ってます。

そして私以外はスタートダッシュから個性あふれるメンバーだったわけですが、みなさん非常に協力的でめちゃくちゃスムーズな運営ができたと思っています。どれくらい協力したかというと、モンハンでチーム組んで討伐に出るくらいは仲良しなわけです。

PoCの業務についても、こちら側の対応だけでいえば最速で段取りしていったのではないかと思います。

普段は隠居エージェントです

いや、やっぱり一人おかしいですよね。「なぜ、ミナクチヤがPoCなのか」の話になりますよね。陣営に怒られない程度に少し言い訳させてもらいます。

10年に及ぶIngressの歴史の中で、関西地区には複数県をまたぐ強固なコミュニティが誕生しました。当時、相手陣営で誰と誰がつるんでいるか探り合いをしながらゲームをするような感じでした。例えば、それなりに知られたエージェントが意外なところでポップアップしようものなら「相手陣営の作戦か!」とざわつくのです。

ということで、そういう文化に慣れ親しみ、表舞台には出ない、XFも興味ないというIngressをプレーしてきた結果だったのです。とはいえ今のご時世、そんなハードボイルドなプレーをしている人も減りました(たぶん)。相手陣営にはリスペクトをもって楽しくプレーするのがニュースタイルだと思っています。

なんて前向きなことを書きましたが、最近では外も寒いし、モンハンやスプラばっかりしてます。でも、そんなマイペースだから10年近くゲームを続けられたのです。皆さんもぼちぼちいきましょー。

PoCの仕事ってなに

さて、何度か紹介させてもらったのですがPoCは「Point of Contact 」の略、つまりNiantic社との連絡係です。Nianticとのやり取りの中で、こういうことを期待します、というメッセージをもらったのですがだいたい次のようなものだったと記憶しています。

  • プレーエリアの選定支援

  • ミッションデーの運営

  • NL1331ミートアップについての相談

  • 頒布会開催についての相談

実質、ミッションデーや頒布会はメインで担当してもらうチームが立ち上がるために、PoCとしては大きな負担はありません(皆さんのご協力のおかげです)。

失われたPOCのガイドライン

実は過去にはPoCに求められることが文面で定義されていました。しかしすでに原文はなくなっており、SielDragonさんの翻訳が残っているだけです。

なぜ文書がなくなったのか、Nianticとのミーティングで確認したところ「あー、ちょっとボランティアで担当してもらうにはハードル高すぎかなとおもうので…」ということでした(せやな)。まあ、文面がないにしろ「アノマリー開催にしっかり協力してもらえる人」にPoCになってもらいたいと読み取れます。

ここで、もう少しこの文書を詳しく見ていくと次の点に気が付きます。

  • PoCは陣営の代表としてアノマリーを盛り上げる必要があるとは書かれていない

  • PoCが陣営内で携わってはいけない具体的な役割(戦略的なこと)については明記されていない

  • プレーボックスについてNianticに推薦せよとあるが、ここの部分の守秘義務については書かれていない

なんとなくPoCになると行動制限を課せらるイメージでしたが、むちゃくちゃ厳格なことを言われるわけでもなさそうです。

※ただし下記の記述があるので、基本的には外部に漏らすことなくアノマリールールに関してNianticと意見交換する必要はあると思います。(原文が喪失しており、主語が良くわからないですが)

提示された期限内にアノマリー連絡担当者以外へ共有することなく戦績基準案に対する意見を提供します

https://ingress.lycaeum.net/2019/04/20190405-232030.html

PoCをやって感じたこと

ここからは私が実際にPoCの役割を担い、また他国のPoCとのコミュニケーションの中で感じたことですが、ある程度「日本流のアノマリー」が存在しているということを理解しました。

Nianticからは「ゲームがつまらなくなるような働きかけは望ましくない」という説明がありました。これを日本のコミュニティーが前向きに解釈し「ワクワクできる、納得できる」を追求した結果、今日のアノマリーのスタイルが形成されたと考えられます。

またNianticスタッフからも「日本ではIngressとコミュニティ形成が深くかかわっており良い方向に働いている」とのコメントがありました。これは日本人エージェントがかなりの思い入れを持って、またゲームの枠を超えてIngressをプレーしており、ある意味ガラパゴス的に成熟した結果とも感じています。

ガラパゴスケータイはスマホにとって代わられましたが、日本のコミュニティー、イベント運営にかける情熱は世界トップクラスだと思います(オーストラリアから来日したエージェントもめちゃくちゃ喜んでいました)。ぜひ日本のIngress文化を世界に発信していければと思います。

Nianticのスタッフとの交流

最後に中の人(スタッフ)との交流についてです。Ingressはリアルイベントが開催されるということもあり、スタッフとの交流機会があるという珍しいゲームだと思います。

もちろんライトユーザーはスタッフの名前を聞いても「?」となるでしょう。それでも運営会社のCEO、グローバル統括、社長みたいな人とお話する機会があると言われれば、少し興味が沸くでしょうか。

今回は、私が神戸アノマリーで直接お話することがスタッフを少し紹介させてもらいます。

ハンケさん

まずはエージェントACE、ことジョン・ハンケ氏です。エンライテンド愛が強すぎて、エンライテンドの話になると露骨にうれしそうという、そのスタイルがいとおしくなります。ちょいちょい、アノマリーでやらかした噂話などを聞きますが名誉のために伏せます。(Thank you for visiting Japan!)

川島さん

気が付くとめちゃくちゃ偉い人になっていたいました。川島さんをはじめ、みなさんめちゃくちゃフランクにお話してもらえます。最近の写真はかなりバルクアップしてる気がしてますが、そのうちGORUCKに出ていただけることを期待します。

村井さん

神戸で現地打ち合わせの時に、リュックで日焼けした姿で登場されました。熱中症の計測器をぶら下げ、自らロケハンにも参加される日本法人社長。ポケモンGOのイベントではドリンクを配るなど、まさに現場の人です。だれか「社長です」っていうパネルを作ってあげてほしいです。

ブライアン

ゲームプロデューサー、つまり彼のゲームデザインにより開発されているといっても過言ではない。でも、お話するとやっぱりフランク、コミュニケーション能力が高いなぁ感じる。かなり詩的なアノマリーの感想をXに投稿してくれているので読んでみていただければと思います。
(ブライアンは12/25のアドベントカレンダーに寄稿予定です)

ヒルダ

アジア圏のアノマリーの世話役の一人、愛嬌のあるお姉ちゃんです。日本エンライテンドは遠征のたびに緑の陣営旗で彼女を簀巻きにするという悪行を繰り返している。社内でもヤツは仕事ができる、という評判で名実ともにいい人です。

中島さん

日本でのアノマリー開催は彼女がいなければ成り立たない、Nianticの唯一の良心と書きたくなるほどお世話になりました。サインをお願いすると「ま」(マユコのま)と書いてもらえます。川島さんも「マサシ」だけどこれはマユコさんにゆずるとのことでした。
個人的にはもっと表舞台に出てほしいのですが、気疲れしちゃうので控えているとのこと。ちょっとだけ「アキラ ツカサです」って言いながら舞台にあがってくるかと思ったのですが、来年の沖縄に期待しましょう。
(中島さんは12/17のアドベントカレンダーに寄稿予定です)

ちなみに、紹介させてもらった方々にはアノマリー当日にお願いしてまわってTシャツにサインをいただきました。それぞれ誰のサインかわかるでしょうか?

みなさんにサインしてもらったTシャツは宝物です

さいごに

次の国内アノマリーは沖縄ですねー。準備に携わる方々はいろいろ気苦労もあるかもしれませんが、Ingressにはいろんな業界のプロフェッショナルがいらっしゃいます。来年度も日本全国、いや世界中のエージェントを巻き込んで、楽しいイベントが開催されることを期待します。

さいごの最後に

あ、さいごの最後に忘れてました。
アノマリー後の夜中、三宮で飯食えるところがないかとさまよっていた須賀さん、ビールおごれなくてスイマセンでした(気の利くような店は閉まっちゃってたんです)。晴れ男バンザイ、いつか必ずビールおごります!

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