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マレーシアでICL手術をした話 7 (術後2)

なぜこんな話をUPしてるかと言いますと、マレーシアで視力回復手術した人の話が他になかったからです。「マレーシア ICL レーシック」等で検索しても、出てくるのは「マレーシア渡航のために日本で手術した人」の話と、5年以上前のレーシック手術の話2-3件のみ。

もちろん私も日本での手術を考えましたが、術後検査も考えると本帰国しないと難しいです。ICLは白内障手術に似ており、白内障手術は世界中どこでも行われているので、大丈夫かな...と思って当地での手術に踏み切りました。

その結果が、何とも言えないこんな微妙な感じな訳ですが…

約1か月経過
WhatsApp(マレーシアで使われる携帯アプリ)でごちゃごちゃ言い続けたせいか、1か月経つ前に1か月後検診に呼ばれました。右は問題なし(0.8-1.0位)、左は相変わらず0.8、遠距離は今一つですが近距離中距離は両目で問題なしです。診察室でドクターといろいろ話します。

「人は1人1人違うから、手術してみないと結果が分からない」

ドクターが本当に言いました。良い結果を出すために時間かけて術前検査をみっちりやって、計算してレンズ度数を測って万全の態勢で手術に臨むのがクリニックの仕事なんじゃないんですか。マレーシアに住んで6年少々経ちますが、国が違うってこういうことか、と改めて思いました。普段健康で病院なんて滅多に行かなかったせいか、この国の医療に対する私の認識が甘かったんだなと思いました。残念です。

気が付いたら前はいなかったマネジャーぽい女性の方が同席しています。
「ICLレンズはWarranty(保証)付きなので、期間内なら再オーダー可能。とりあえず3か月後まで様子を見て、それでも結果を気に入らないなら再手術を検討しましょう」とのこと。「レンズ代はもちろん無料でいいわよ」と追加で言われますが、Warrantyならそりゃそうでしょうよ...

「3か月経ったら左目ももうちょっと見えるようになってる(はず)」とドクターが言うので、とりあえずあと2か月待とうと思いました。その間は左目だけ弱めのコンタクトレンズ使用を勧められ、処方箋を頂きました。「なんでICL手術してまだコンタクトレンズしないといけないんですか?おかしいですよね」と言ったら、医者も上記女性も「分かります、それは分かります」と言っていたので、私の現状の不満『遠距離の視力が今一つ』は伝わっているようです。

その後
-1.25の使い捨てコンタクトレンズ10枚入り1箱を試しに購入し、左目のみ装着したところ。。。久しぶりに視界くっきり!!裸眼+コンタクトレンズ使用だったころの度数までくっきり見えました。しかし、左目の近距離がぼけます。遠くを見る分にはいいけれど、近中距離はちょっと不具合。その後PCで作業していたら頭痛がしてきました。-1.25は強すぎた様です。

老眼対応ICLを使用したのが、遠くを見る際の視力が思うように上がらなかった理由の1つでもあるそうです。だからと言って普通のICLレンズにすると、老眼が本格的に始まった際に近距離が見えなくなってしまいます。

文句ばっかり書いてる気がしますが、裸眼だった時は眼鏡、コンタクトレンズなしだとギリギリ本が読めるか読めないか位の視力しかありませんでした。顔から30㎝以上離れたものはすべてぼんやり識別不可。それに比べたら、ICLが入った今は裸眼で本が読め、TVが観れ、PCで仕事もできます。遠くを見るにはちょっと今一つですが普通の生活ができています。なので、普段はこのままで生活し、車を運転するときだけ弱い眼鏡を作る、というのならありな気はします。

このままいくか、再手術に踏み切るか。
じっくり考えます。

余談
『ICLは交換可能なのが特徴のひとつ!』とあちらこちらで声高に宣伝されてますが、交換というのは一回入れたレンズを眼球を切って取り出して別のレンズを入れなおすってことです。眼内の手術なので、万が一何かあったら結構取返しがつきません。気軽にレンズ交換なんて言ってる場合じゃないですよ。。。

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