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グッバイミニ畑その2 ハーバルブーケ編

前回は、せっかく2年丹精したものを暑い中みな切り倒さねばというのと、誰にも会わなかったのでやや殺伐としていましたが、今回は、せっかくなのでここにいる生き物、生えている様々な草花も楽しむことにしました。前回刈って持ち帰った藍で染めのワークショップができそう、ということになり、刈りのこした分にも使えそうな分があるか偵察も兼ねて、大分明るい気持ちに切り替わって訪ねました。

アドバイザースタッフに会うと、今月末の使用期限までどうぞ使って、ということなので、ぎりぎりまで利用を楽しむことにします。オクラを2株ほど残していたのが元気よく迎えてくれました。虫も元気に活動しているようで、大きいはずの葉もかじられ放題です。
健やかな花が咲いていますが上の葉はクシャっとなり中にごちゃごちゃと虫の卵らしきものが見えます。
目当ての藍です。小さな株がいくつか残って、可愛いピンクの花を咲かせています。染めるには花が咲く前がいいのですが、葉がふっくらしているので良いとしましょう。
この藍はタデ藍といいますが、こちらも少々タデ喰う虫に喰われています。花穂は派手なピンクと白っぽい優しいピンクがあります。
こちらは和綿です。花はオクラにそっくりです。オクラが2メートル近くまで伸びているのに対して、これは80センチくらいにしかなりませんでした。性質としては大きくなるので摘心したりするようですが、わが畑ではいつも小さいのです。今年はこの1株だけが育ちました。葉の形がオクラと違い、花の後、鬼灯のように実がなります。この写真では花の右側や左下に写っている実はまだ小さく、鞘の中に隠れています。
大きくなり姿を現している実もありました。もうしばらくすると弾けて白い綿が出てきます。和綿は下に向かって弾け、さらに時が経つと綿が緩んでほわほわと垂れ下がってきます。その頃が収穫時ですが、今咲いている分などが実になるのは大分先になってしまいます。移植を考えていますが、根が真下に向かって伸びているので切らずに掘れる自信がありません。
綿の隣で陽に映えるタデアイの花。藍を使うと決めていたら、次の芽が伸びる刈り方にすればよかったのですがほとんどは根元から刈り切ってしまったので、この可愛い株の収穫を楽しみにすることにします。こぼれ種がちょっぴり、隣のスタッフが管理しているミョウガの区画でも育っていたので、それも刈らせてもらおうとおもいます。
タテハがいました。
タテハをよく見ようとアップにしたら、飛び去ってしまい、後に小さなゾウムシらしきものが沢山いました。せっかくなので記念写真に残します。
先日野草のブーケづくりを習ったばかりなので、今のオールスターでハーバルブーケをつくりました。オクラ、藍、バーベナの花を中心に、種のシーズンになった紫蘇、青い花のツユクサ、畑を作ると同時に緑肥として種をまいて以来ここの主のように繫栄したアルファルファ、ネコジャラシ、灌木の芽生えなどなど、
作業の合間にスタッフの方と会話をします。2年かけて土と生き物の関係ができてきたのにもったいないですね。とかスタッフの畑のモロヘイヤは花が咲き終わり種が実っていますが、このに毒がある、とか。近くの幼稚園の体験畑の大根は、間引きが遅れているので風通しが悪く虫の害が出始めた、間引いて食べてしまいたいとか。
そして和棉の話になると、残しておいて後で見に来てよいとのこと、嬉しいです。前回いきなり刈らなくてよかった。
そんなわけで作業に追われているスタッフの方ともお名残の記念写真を撮らせてもらいました。
種ができてしまい、もう食べられないモロヘイヤを引き抜いているところを撮らせてもらいました。閉園後、ご勤務の畑に会いにいけるかな。
収穫物。
スタッフの畑のサツマイモの茎をお勧めいただきました。先日、友人にサツマイモの茎は皮をむけば食べられると聞いて、それは手間ばかりかかって試す気にならないと話していたばかりです。早速聞いてみると、柔らかいところだけ使えば剥かずにきんぴら等で食べられるとのこと。触ってみるとなるほど硬さに違いがあるので、瑞々しくて細い茎を少々頂いて来ました。
茎、美味しいです。
農園のナス、空心菜も、多少大きすぎの混ざったオクラも。
農園終いが楽しくなりました。続きます。


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